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社労士試験の合格点は?

社労士試験には、明確な合格点というのが定められていないという珍しいタイプの国家試験です。


合格点に関する正式な発表がありませんのであくまでも推測でしかありませんが、毎年この程度の合格者数を確保すると決めてから、合格基準点を定めているのではないかと思われます。


社労士試験の合格点の基準

ここ数年のデータを見ると選択式試験の合格点は22~28点、択一式試験は41~48点となっています。


社労士試験の一番の特徴としては、科目毎に合格点があることです


基本的には、選択式試験は各科目3点以上、択一式試験は各科目4点以上取らなければいけません。


例えば択一式試験の厚生年金が0点でも他の科目で稼いで基準点を超えた!なんてケースが認められず、満遍なく全科目得点しなければならないのが厳しいところです。


科目補正、救済に関して

基本的には、選択式試験は各科目3点以上、択一式試験は各科目4点以上取らなければいけませんが、ある科目だけ極端に難易度が高かったという場合は、その科目だけ得点を下げる科目補正(救済処置とも呼ばれる)が行われることがあります。


下記の表がその救済処置のデータです。

【選択式】

年度 合格点 救済科目
2011(H23) 23 労基、労災、社一、国年、厚年
2010(H22) 23 国年(1)、厚年、社一、健保
2009(H21) 25 労基、労災、厚年
2008(H20) 25 国年、厚年、健保(1)
2007(H19) 28 なし
2006(H18) 22 労基、労災、雇用、社一、厚年
2005(H17) 28 労基
2004(H16) 27 健保(1)
2003(H15) 28 労一、社一、国年、厚年
2002(H14) 28 労基

*(1)は1点救済が認められた科目

【択一式】

年度 合格点 救済科目
2011(H23) 46 なし
2010(H22) 48 なし
2009(H21) 44 なし
2008(H20) 48 なし
2007(H19) 44 なし
2006(H18) 41 労基、常識
2005(H17) 43 なし
2004(H16) 42 健保、国年、厚年
2003(H15) 44 厚年
2002(H14) 44 なし

ここ数年のデータを見ると、選択式試験は平成19年以外は何かの科目が救済され、それとは反対に択一式試験は救済がかかり難くなっているようです。


ただこの救済に関しても明確な基準が無い為、毎年物議を醸す格好の標的になってしまっているのが現状です。


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