2018年社労士試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
本試験の問題がアップされましたので、実際に解答してみます。
選択式試験社会保険編
2018社労士試験選択式
社会保険一般常識
Aの穴は介護保険からの出題。
ここは過去問でも問われていた部分なんですが、財政の均衡を何年保てばいいのか?
これをピンポイントで覚えるのはちょっと厳しい気がします。
正解は3年で②
Bの穴は児童手当の計算問題。
子供の年齢が11歳、8歳、5歳ですのですべて3歳以上の中学生未満。
てことは計算って程複雑じゃありません。
二人目まで1万円で3人目以上が1万5千円。
ですので3万5千円の⑭
C以降は確定給付企業年金からの出題。
確定給付企業年金はあまり出題頻度が高くないのでチェックが甘くなりがちなんですよね。
とはいえCは、老齢給付金と何がある?という問題。
これは簡単で脱退一時金の⑲
Dは支給を受けられる年齢ですが、60歳以上と覚えていれば行けたかも。
正解は⑩
Eは50歳未満。
これはちょっと想定外の出題でしたね。
健康保険
1つ目の問いは、健康保険法第2条からの出題です。
目的条文は結構覚えていても第2条となると記憶は薄れがち。
ですが、今回の穴は冷静に見ていけばそれほど難易度は高くありません。
まずAは、高齢化の進展、ホニャララ、社会経済情勢の変化等に対応し、となってます。
なので変化に関する選択肢を選べばいい。
となると⑧の健康意識の変化か⑭の疾病構造の変化の二択。
健康意識の変化に法律が対応するのはちょっと変ですよね。
ですのでAは⑭
続いてBの穴ですが、穴の後ろの文章を見ていくと費用の負担の適正化並びに~となってます。
~化は、一元化、運営の効率化、高度化、多様化、民営化と5つも選択肢がありますが、並べてみれば一目瞭然ですよね。
一元化、高度化、多様化、民営化は明らかにおかしい。
ですので⑦運営の効率化しかありません。
Cの穴は国民が受ける医療の~です。
国民が受ける医療がよくなるようにしてくださいということ。
よくなるという選択肢は医療技術の進歩がありますが、そこまで具体的なことは言ってません。
もっとモヤっとした言い回し。
となれば⑬質の向上しかないですね。
2の問いは出産手当金の問題ですがこれは簡単です。
労働基準法の産前産後の休暇とセットで覚えておきたい出産前は6週間、出産後は8週間。
ですのでDは③の以前42日、Eは⑩後56日。
以前と後はよくある引掛けなので引っかかってはいけません。
試験後に何ですが、この手の問題はマークミスをしやすい問題ですのでその点は注意が必要です。
厚生年金
1つ目の問いは納付額を払いすぎてしまった時のお話ですね。
払い過ぎたら次の期の分を払ったことにしといてやるよ!という勝手な制度ですw
これはちょっと難しいですよね。
正解は⑭
2つ目の問いは積立金の運用。
これは社労士の受験生よりも政治好きな人の方が詳しいかも。
まず積立金は厚生年金の何の一部か?
ここは特に悩まず⑮被保険者から徴収された保険料ですね。
続くCは、〇〇の利益のために大事に運用しなさいよ!という話。
これは被保険者のためなのはわかります。
問題は⑰の国民年金か?⑲専ら厚生年金の被保険者か?
まぁ厚生年金保険法なので⑲しかないでしょう。
3つ目の問いは3歳に満たない子を養育するために収入が下がった時の対策の話。
ここはかなり細かい部分なので結構難しかったんじゃないでしょうか?
Dは、⑧至った日の翌日の属する月の前月。
Eは、1年以内。
DかEどっちか取れればよいかな?
国民年金
1つ目の問いは厚生労働大臣の確認のお話。
Aの穴もBの穴も受給権者の何を求めることができるかという話。
Aは選択肢から見ると時期なんでしょうが、正解は毎月です。
これは知ってたら解けましたがどうでしょうか。
Bは文章からして何かの報告系なんじゃないかという想像はつきます。
⑨はちょっとおかしいので⑲
Cは指定全額免除申請事務取扱者というややこしい名前の役目。
何の要件に該当して何の申請ができるか?
要件に該当して申請なので、何か免除なりの申請なのでは?
ということで⑯納付猶予が選べたらよいかな。
3つ目の問いは繰り下げ支給の話。
Dは繰り下げ支給の増額率ですがこれは簡単。
1000分の7なので⑤
Eも⑬で問題ないでしょう。
国民年金はDとEは確実に取りたい問題でした。