資格試験に合格することで不幸になることもある

資格を取得することですべてが報われて幸せになれるのか?

実際そんなに簡単ではないのも現実です。

資格を取って幸せになるにはどうすればいいのか?

資格で幸福になるには?

資格というプレッシャー

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180215-00010003-nikkeisty-bus_all&p=1

公認会計士の田中靖浩先生のコラムがとても興味深かった。

公認会計士という資格の重さに押しつぶされそうになり、もがき苦しんでいた時があった。

そんな時資格をおまけにすればいいと気づいたんだそうです。

「公認会計士です」ではなく、「公認会計士も持ってます」と言える自分へ。

おまけとして考えれば大きな武器になる

この言葉が大きな支えになる人は多いのではないでしょうか?

社労士が邪魔になる

これは知人の社労士合格者の話です。

その方は20代後半の女性でした。

人間関係の悪化で仕事を辞め、アルバイトを転々としていた彼女は、何か資格を取らなきゃといろいろな資格試験に挑戦したんだそうです。

簿記、秘書検定、ファイナンシャルプランナーなど。

社労士は、彼女にとってそんな資格のうちの1つだったんだとか

そして本試験に臨んだ彼女は、明らかに選択式でミスしてしまったと感じ、絶対不合格だと決めつけ、本試験終了後はまったく結果を気にしてなかったそうです。

そして2か月後合格通知が届き、初めて社会保険労務士に合格したことに気付いたんだとか。

周りも大いに祝福してくれ、これから華やかな人生を送れるとその時は考えていたそうです。

ところが・・・

社労士に合格したが、数年間ほぼアルバイトの経歴しかない彼女に社労士資格を活かした求人はほとんどなかったんだとか。

いろいろと回ってみたが、希望の職種にありつけない。

このまま無職という訳にはいかず、仕方なくアパレル系の会社のサービス業の仕事を始めた。

すると社労士という資格が重荷に感じるようになってきたんだそうです

え?こんな資格持っている人雇ってイイの?

他の仕事すればいいのに?

せっかく合格した社労士資格が重荷になるなんて、想像すらできなかったと彼女はつぶやいていました。

社労士というプラスアルファ

そんな私も本業はシステムエンジニア。

システムエンジニアなのになんで社労士資格持ってるの?

よく聞かれます。

当初は社労士資格をメインにした仕事をしていきたかったが、システムエンジニアの仕事が忙しすぎて中々そうもいかない。

どうやって社労士を活かしていいか?悩む時期もありました。

そんな時ある社員からこんな相談を受けたのです。

払ってなかった国民年金を払えるらしいんですが、払った方がいいんですか?

国民年金の後納制度の話です。

私はその社員に年金の仕組みを教え、余裕があるのであれば積極的に利用すべきと伝えました。

すると彼は悩んだ結果後納することに決めたんだそうです。

それから感謝の言葉をいただきました。

そうか社労士資格をメインで使わなければいけないということはない

プラスアルファと考えればいいんだ。

そうすればこんなに価値のある資格はないし。

それ以降自分の考えも楽になり、自然体で過ごせるようになってきました。

資格で幸せになる

資格を活かせるかどうかは資格取得後の行動次第

有効活用できるかどうかは誰にもわかりません。

あまり資格という魔物に飲み込まれてはいけないのかもしれません。

資格なんて自分の中の武器の1つだと考えれば楽になるのではないでしょうか?

元WBC世界バンタム級王者の山中慎介さんの左ストレートは「神の左」と称されるほど強力な武器です。

しかし、彼は左だけで王者になった訳じゃない。

左を有効に活かすために右のブローやフェイント、フットワークなどを磨き続けてきた。

左だけに頼らずに成功してきたはずです。

だから資格だけに頼る必要はない。

資格なんてプラスアルファという考えを持てれば、もっと幸せになれるのではないでしょうか?