取っておけば食いっぱぐれのない資格なんてそもそもあるのか?

取っておけば将来安心。

この資格を取っておけば一生食いっぱぐれることは無い。

そんな資格があるのであれば、少々難しかろうがみんなチャレンジするはずですが、なかなか現実的にそんな資格は存在しません。

そもそも食いっぱぐれのない資格なんてあるのでしょうか?

食いっぱぐれのない資格

一生安泰な資格なんてない

そもそも取っておけば一生食いっぱぐれない資格なんてありません

電気工事の資格を取っておけば名義貸しだけで食えるとか、行政書士を取って教習所の前に店を構えれば寝ててもお金が稼げるとか、そんなのは一昔前の幻想です。

資格を取れば一生仕事に困らないなんて言うほど、資格は特効薬ではありません。

ですのでまずは資格を検討しているのであれば、そんな幻想から離れるコトが大事です。

以前、父親から大型特殊自動車の免許を取っておけば絶対に食いっぱぐれないと助言されたことがありました。

ですが、免許だけ取っておいて将来大型特殊の自動車なんて運転できますか?

ずっとコンピューターの前に向かって仕事をしてた人間が、ある日突然免許だけで仕事が出来るなんてことはないんです。

だから資格を取るには、明確な目的を持つことが重要なのです

資格を活かすには目的が必要

転職の面接官をしていると、履歴書にビッシリと資格を書いてくる人がいます。

もちろん業務に直結している資格ならいくら書いてもいいんですが、漢字検定5級とか珠算3級とか明らかに子供のころ取ったような資格まで書いても何の価値もありません。

なぜ、あなたの資格は転職活動で効果を発揮しないのか?

それは、資格を取った目的意識が全く見えないからです

珠算の資格なんて子供のころ習い事をしていた延長でしかないはず。

資格に挑戦する時には、こんなことがしたい!こうなりたい!こんなことに利用したい!

という目的がないとせっかく取った資格も効果を発揮しないのです。

例えば社労士資格を取るのであれば・・・

  • 今の仕事からジョブチェンジをしたい!
  • 将来経営側に入りたい!
  • 独立開業したい!

こんな明確な意図を持っていればこそ資格を有効活用できるのです。

知り合いの社労士資格の合格者は、とりあえずいろんな資格を受けてみて、たまたま社労士に合格したんだそうです。

その方は、社労士を取ってどうすればいいのか?数年悩みましたが、今は一般の企業で全く関係のない仕事をしているんだそうです。

何の目的も持たずに取った資格が効果を発揮することはありません

食いっぱぐれない資格が欲しいのなら、その資格に自分の将来のビジョンを重ね合わせないと資格は絶対に輝いてくれません

資格で食いっぱぐれないためには

資格を活かして将来食えるようにするためには、資格に通じる知識・実務能力を身に着けなければいけません。

司法試験に合格しても、弁護士としての経験がゼロなら効果を発揮することは出来ません。

自分の仕事は続けつつ、老後や未来のために資格を取っておこうというスタンスであれば、仕事以外の場で資格に関する勉強なり経験なりは積んでいく必要があるのです。

例えば中小企業診断士のような資格であれば、実務以外でも常に経営に関する勉強は続けておく必要がありますし、サイドビジネスという形で経営相談などの仕事を受けることが出来ます。

ファイナンシャルプランナーであれば、いきなり独立というのは難しくても、将来独立したいのであれば、資産運用の相談やセミナーの講師のような活動をすることは可能です。

資格を取るだけで満足するのではなく、実務経験や知識の向上を会社にいながら続けておくことで、将来有効活用することが出来るのです

社会保険労務士にしても会社勤めしながら経験を積むことは可能です。

資格を取って、それを将来活かすためにはどうすればイイのか?

考え続けることが出来れば、一生食っていける財産になるかもしれません。

コスパ最強のフォーサイトのDVD社労士講座はこちら

そもそも食える資格なんてあるのか?って事を真剣に語ってみる