2021社労士試験選択式の解答速報!実際に全問解いてみた

2021年社労士試験からあっという間に一週間が経過しました。

受験した皆様、本当にお疲れ様でした。

試験問題がアップされましたので、実際に選択式試験を解きながら解説してみます。

※先週はワクチンの副反応で倒れていたので一週間遅れとなりスミマセン。

2021社労士試験選択式

労働基準法・安衛法

Aの選択肢は直感で解答できるかどうかがキモですね。

労働者本人若しくは親権者又は~~~となっていますので、なんとなく身元保証できそうな人かなぁとなればイイんですが、2親等内とか6親等内とかに惑わされると間違いに持っていかれます。

この辺りに引っ掛からないようにするために過去問演習が役に立ちます。

B、Cは労働基準法毎年恒例となった最高裁判例からの出題。

Bはある程度周りの文章を読んでいけば正解にたどり着けますが、Cはちょっと厳しいですね。

安衛法はDは取れそうな問題ですがEはちょっと細かすぎる箇所からの出題です。

たまたま実務でこの辺の高所作業に関することを調べてたら簡単なのかもしれませんが・・・

目標点:3点

労働者災害補償保険法

1問目は法改正からの出題ですが、ココは素直な出し方ですので改正部分をキッチリやっていれば取れるはずです。

Cも労災の年金補償に関する出題ですがこちらも難しくありません。

微妙なのはDです。

各予備校の正解予測でも正解が割れていますので、複数正解若しくは没問になる可能性もあるかもしれません。

目標点:4点

雇用保険法

まずABですが、被保険者の算定期間の問題です。

ココは確実に正解しておかなければイケません。

Cは、認定対象期間中の求職活動の回数ですが、実際に雇用保険を受給した方や直前に調べた方にとってはそれほど難しくなかったかもしれません。

ただテキスト中心に学習してきた人には厳しいかもしれません。

D、Eもちょっと難易度高めなので雇用保険は正念場ですね。

目標点:3点

労働一般常識

毎年いろいろと物議を醸す一般常識ですが今年も労働一般常識は厳しい問題でしたね。

まずAの設問は就職氷河期世代に関する問いなんですが、就職氷河期世代真っただ中の自分でも間違ってしまいました(35歳~50歳だと思った)w

55歳って昭和41年生まれだからロスジェネどころか就職戦線異状なしの世代なんだけど・・・

それ以外の選択肢も全部厳しめの問題ですので、いくら4択式になっていてもかなり平均点は下がりそうな気がします。

目標点:2点

社会保険一般常識

社会保険一般常識はすべて法令からの出題です。

国民健康保険、船員保険、児童手当、確定給付企業年金と社会保険一般常識の定番法令からの出題ですので、例年に比べると素直な問題だったように感じます。

5点満点は難しくても4点は取りたい問題でした。

目標点:4点

健康保険

健康保険も今年は比較的素直な問題のように感じます。

Aは一般保険料率の問いですが、選択肢に惑わされなければとれるはずです。

DとEは健康保険をキッチリ学習している方にとってはサービス問題だったのではないでしょうか?

目標点:4点

厚生年金

Aの問いは賞与に関する問題。

最近のサラリーマンはボーナスからも社会保険料取られて大変だよなぁ・・という話は定番のネタですのでここは確実に取りたい問題。

DとEも2以上の適用事業所の話なので難しくないと思われます。

目標点:3点

国民年金

国民年金は、キッチリと学習していた人にとっては最も簡単だったのではないでしょうか?

国民年金の財政の問題と租税その他公課の問題。

ひねりもなく素直な問題ですので満点も狙えた科目です。

目標点:5点

まとめ

ここ数年、労基法は最高裁判例、雇用保険は数字、労働一般常識が難しいという傾向が続いています。

また今年の選択式は労一がポイントになりそうです。

↑↑こちら昨年のコメントなんですが、今年もほぼ同じですね。

今年は労働一般常識、雇用保険がキモになりそうです。