第48回社労士試験、今年もどの科目が救済されるか?いろいろと意見が交錯しています。
それでは択一式の合格基準点はどうなるのでしょうか?
今年の試験の傾向と、ここ数年の合格基準点の傾向を見ながら推測していきましょう。
第48回社労士試験択一式の合格基準点
合格点の傾向
まずこちらでも合格点の推移を見ていきましょう。
択一式試験は、平成18年に41点という最も低い合格基準点の年がありましたが、それ以外は概ね46点前後で安定しています。
ここ数年では平成22年に48点という高得点の年がありましたが、この年は正解なし、又は複数正解があるといういわゆる没問が5問もあったせいで合格基準点が上がっただけ。
ですので、平成21年以降の択一式の合格点の基準は45点から46点という事になります。
この基準を軸に、今年の傾向を見ていきます。
48回択一式は?
こちらも資格の大原さんのデータですが、今年はここ数年で最低の平均点となったようです。
問題の難易度的にはそれほど難しいというか、どちらかと言えば易しく感じましたが、得点結果は意外な形となりました。
その要因としては、大原の解説でもありましたが間違いなく個数問題が増えているコト。
正解がいくつあるか?誤りがいくつあるか?という問題はそれだけで難易度が確実上がります。
もはや個数問題は択一式ではありませんね。
今後も同様の問題が増加することが考えられますので、益々正確な記憶・暗記が必要な試験になってくるでしょう。
救済科目はあるか?
元々択一式試験は救済科目が出る可能性はほとんどありませんが、今年も一般常識は難易度が高めだったかもしれません。
特に労働一般常識は、5問中2問取れれば御の字のレベル。
ただ社会保険一般常識がそれほど難易度は高くありませんでしたので、4点~5点は確保できる問題です。
ですので、択一式の救済は今年もないと想定されます。
現時点での合格予想点ですが、個数問題の増加を考えれば44点あたりが妥当な線かもしれません。
TACさんの総評が出てからまた合格点予想は改めてしたいと思います。
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