2017年社労士試験、各資格学校の合格ライン予想も出揃ってきましたので、当ブログでも合格点を予想してみます。
あくまでも予想ですので、参考程度に止めていただける幸いです。
2017年社労士試験合格点予想
選択式の合格ライン
まずは選択式から見ていきます。
選択式試験の平均点は、ユーキャンでは25.8点、TACでは29点と昨年に比べて平均点はかなり上がっています。
現時点の平均点を見ると、平成24年、平成26年とほぼ同じレベルのようです。
平成24年の選択式試験の合格点は26点、平成26年も同じく26点で着地しています。
ですので、今年も26点前後の決着になるのではないかと予想されます。
救済科目は?
それでは気になる救済科目を見ていきましょう。
上記の表は資格の学校TACが発表しているデータです。
平均点で合格基準点を下回っているのは労働一般常識と健康保険。
続いてユーキャンのデータを見てみましょう。
ユーキャンのデータを見ると同じく労働一般常識と健康保険が基準点割れをしていますが、ユーキャンでは雇用保険の平均点も基準点に達していません。
ではこの3科目はどれほどの難易度だったのか?
まずは雇用保険。
ユーキャンの平均点は2.8点となっていますが、TACでは3.7点とかなりの開きがあります。
雇用保険は、Aが未支給の請求からの出題でBとCが日雇いからの問題でした。
DとEが雇用保険二事業からの出題でしたので、あまり馴染みのない個所からの出題。
となれば平均点は下がってもおかしくありません。TACでは3.7点となっていますが、全国平均ではさらに下がることはほぼ間違いないでしょう。
続いて労働一般常識ですが、個人的な感想からすればもっと平均点低いのかな?と思ってましたが、意外と皆様得点出来ていたようです。
ですが、全国平均がさらに上がるとは考え難いのではないでしょうか?
AとCの穴は能力開発基本調査からの出題でしかも割合の数値を問われる問題。
正直多くの受験生は、前後の文脈や言葉通り常識から類推して選択したのでしょうが、ヤマカンという人も多かったのではないでしょうか?
労一は、4択式の選択肢になっていましたので、ヤマカンでも4分の1当たりますが、AとC両方ともゲットできたという人はなかなかいないんじゃないでしょうか?
確実に正解できるのはDの選択肢くらい。Eの選択肢もなかなかベトナムという正答のたどり着くのは難しいと思います。
最後に健康保険。
健康保険はかなり皆さん苦労されたことでしょう。
AからCは全国健康保険協会からの出題でしたが、この辺は答練などで繰り返しやっていた人だけがなんとかなったんじゃないかという問題。
健康保険を勉強する際に最も頭に入りずらい、馴染みのない部分ですので今年の健康保険は高得点は取りずらい。
Eの選択肢だけは、確実に覚えていれば何とかなるところですが、それ以外はちょっと厳しい問題でしたね。
個人的には健保、労一、厚生年金もちょっと難しく感じましたが、雇用の方が点数が低かったようです。
ということで、結局どの科目が救済対象となるか?
まず難易度及び平均点から考えても健康保険はかなり高確率で救済対象となるでしょう。
では労一はどうなのか?
まずはこちらのデータを見てください。
平成12年以降選択式で各科目で救済がかかった数の統計なんですが、明らかに救済がかかりやすい科目とそうでない科目に分かれてしまうのです。
その中でも労一は特に救済されにくい科目。
いろんな事情があるのでしょうが、一般常識と銘打っている科目なので、社労士試験の勉強を本格的にやっていない人たちでも高得点が取れてしまうからなのでしょうか?
過去に何度も労一の救済は間違いないと言われていたのに、なぜか救済がかからなかったいわくつきの科目。
とはいえ、今年の問題は相当難易度が高かったように感じます。いくら4択式になっているから、一般常識科目だからといっても、ここで高得点は考えにくい。
個人的には健保に続き、かなり高い確率で救済がかかるとにらんでいます。
一方の雇用保険なんですが、こちらは現時点ではビミョーです。各資格学校のデータから見ても雇用保険の救済はかなり確率が低いかもしれません。
択一式の合格ライン
択一式の合格ラインは?
択一式の平均点ですが、難しかったと言われる昨年、一昨年に比べると上がっているようです。
筆者も全科目解いてみましたが、昨年に比べ複数回答式の問題が大分解きやすくなっているように感じました。
労災がちょっと難しく感じましたが、難しい問題と易しい問題の差が大きく、取れる問題を確実に取っていれば、基準点割れをするほどの難易度ではなかったのかもしれません。
ここ数年は、択一式試験の合格点は下げる傾向にはありませんので、順当に行けば今年も46点前後の決着になるのではないでしょうか。
合格点予想
これらを踏まえたうえで現時点の合格点ライン予想をしてみます。
選択式 25点(ただし労働一般常識、健康保険は2点以上)
択一式 45点
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