2018年社労士試験合格予想ライン(ユーキャンデータ解説版)

通信講座のユーキャンから社労士試験の合格予想ラインが発表されました。

ユーキャンのデータをもとに合格予想ラインを補正していきます。

2018年社会保険労務士試験の合格予想ラインはどのくらいでしょうか?

2018年社労士試験合格予想ライン

合格基準の考え方

まず社労士試験の合格基準点の考え方をご紹介します。

これは平成28年に厚生労働省から正式に発表された見解です。

これまでは、一切合格ラインの考え方が公表されなかったため、いろんな憶測が飛び交いましたが、この発表によりかなり不透明感が消えたと言ってもいいかもしれません。

【総得点】

前年度の平均点との差に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする。

【科目基準点】

  1. 科目基準点(選択式3点、択一式4点)以上の者が全受験者の50%未満の科目を引き下げる。
  2. 引き下げによる基準点を満たしてないものが30%以上いない場合は、引き下げは行わない。

まず総得点は、前年度の平均点が例えば28点、今年度の平均点が31点なら3点ほど引き上げますよということ。

実際に平成29年の平均点は31.9点、平成28年の平均点は28.8点なので前年の42点から3点引き上げられ合格点は45点。

続いて科目基準点の引き下げですが、1と2はAND条件です。

1を満たしてかつ2も満たした場合引き下げを行う。

選択式でいえば、3点以上取っている人が50%未満でかつ1点以下の人が30%以上いないと引き下がらない。

ということです。

これを踏まえてユーキャンの予想を見ていきましょう。

ユーキャンの合格ライン予想

ユーキャンの合格予想はこちらに掲載されています。

https://www.u-can.co.jp/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%99%ba%e5%8a%b4%e5%8b%99%e5%a3%ab/smart/exam2018/index.html

まずは気になる選択式から。

ユーキャンのデータだとこのようになります。

平均点が3点を下回っている科目は、基安、労一、社一、厚年、国年の5科目。

年金2科目と一般常識2科目は想定通りでしたが、基安はちょっと意外でしたね。

ですが基安は1点以下の割合が15%前後のため救済科目になる可能性はかなり低いかもしれません。

今年の選択式科目の中で最も低いのは国民年金。

1点以下の割合も非常に高いようですので、ここはまず固いと考えられます。

続いて低いのは労働一般常識。

ユーキャン調べでは1点以下の確率が低いようなんですが、かなり難しめの問題でしたのでここも救済確率は高いのではないでしょうか?

社一も同様に低くなっています。

労一に比べれば全体的に得点出来ているようですが、こちらも救済の確率は高いといえるでしょう。

逆に不安なのは厚年。

こちらも難しめに感じましたが、ユーキャン調べでは結構みなさん得点できています。

基安と同程度の得点になっていますので、こちらは逆に救済確率は低めなのかもしれません。

続いて択一式ですが、ユーキャン調べでは昨年よりも若干平均点は高めで得点しやすい傾向にあったようです。

そのため得点は昨年より引き上げて46点。

救済科目は無しの予想となっています。

【ユーキャンの予想】

選択式 23点(ただし労働一般常識、社会保険一般常識、国民年金は2点以上)

択一式 46点

予想得点

選択式 24点(ただし労働一般常識、社会保険一般常識、厚生年金、国民年金は2点以上)

択一式 45点

上記が現時点での予想となります。

まだユーキャンのデータのみですのでTACの講評が発表され次第更新しようと思います。

2018社労士試験択一式の難易度はどのくらいなのか?