娘の都立中高一貫校の受験は残念ながら不合格となってしまいました。
来年以降、都立中高一貫校の受験を考えている方へ、不合格になった立場から見た志望校の選び方をお伝えしてみます。
何が正解なのかはわかりませんが、何かの参考になれば幸いです。
都立中高一貫校志望校の選び方
みんな志望校はどうやって選んでいるのか?
まず都立中高一貫校は、2019年現在11校存在します(九段中等教育学校だけは千代田区立)。
- 白鴎高等学校付属中学校
- 小石川中等教育学校
- 桜修館中等教育学校
- 両国高等学校付属中学校
- 武蔵高等学校付属中学校
- 立川国際中等教育学校
- 大泉高等学校付属中学校
- 富士高等学校付属中学校
- 三鷹中等教育学校
- 南多摩中等教育学校
- 九段中等教育学校
この中から志望校を選んでいきますが、志望校選びで重要視されるのは学力レベルと地域です。
学力レベルで言えば、東京大学及び国公立大学への進学率の高さから武蔵高等学校付属中学校と小石川中等教育学校の2校が一段高くなっています。
どうしても高いレベルの学校に入りたい!と考える方は住んでいる地域に関わらず、こちらの2校を受験するようです。
一方、学力よりも地域を重要視する方は、自身の住居に近い学校を選ぶ傾向にあるようです。
東京都の西側の地域であれば大泉や三鷹、逆に東の方の地域であれば両国や白鴎という選択肢になってくるようです。
いろんな方の志望校選びを聞きましたが、選び方の基準は学力か?地域か?大きくこの2つに分かれていたようです。
志望校はどうやって選んだのか?
我が家の場合は、どうやって志望校を選んだのか?
まず、受験を開始した当初は「どこでもいいから合格確率の高い学校」と考えて塾通いを始めました。
というのも、そもそも都立中高一貫校自体おしなべて学力は高い。
上述の2校は確かに抜けている感じはありますが、それ以外の学校もかなり高いレベルです。
どこの学校も倍率が高く、競争率も激しいので、どこでもいいから受かればいいやと考えていました。
ですが、学習が進み娘の成績が徐々に上がってくると、当初の思いから外れ欲が出てくるようになってきます。
今思えば、この欲が出てしまったから不合格になってしまったのかもしれません。
どこでもいいからという思いから、徐々に出来ればあの学校に入りたいと考えが変わっていってしまったんですね。
さらに我が家の場合は、娘が強烈なポジティブシンキング。
彼女はどうせ受けるのなら頂点の学校がイイ!と言い出し、そこから家族会議を重ね、最後に出した結論は、難関学校を受験することでした。
志望校はどうやって選ぶのが最適なのか?
志望校はどうやって選べばイイのか?
これはあくまでも自分の娘を不合格にさせてしまった身から感じる主観ですので、参考程度に聞いていただけると助かります。
結論から先に言えば、やはり「最も合格する確率の高い学校を選ぶべき」だと考えます。
塾に入ると志望校選びは子供に決めさせてやって欲しいと指導してきます。
というのも中高一貫校は6年間という長丁場。
行きたくもない学校に入ってしまうと、せっかく難関試験をくぐり抜けて合格したのに、途中で通えなくなってしまう危険がある。
それでは意味がないので、出来れば子供の意思を最優先に尊重してほしいと言われます。
確かに難関学校に入ったはいいが、落ちこぼれてしまったり、校風が合わなかったりで、不登校になってしまう生徒は予想以上に多いんだそうです。
ですが、そうはいっても合格しなければ意味がありません。
我が家の場合は、最も難しい学校にチャレンジさせましたが、今思えばちょっと高すぎたハードルだったのかもしれません。
彼女の成績からすると難関学校に入るには、ちょっと足りない。
たまに合格判定試験でBランクの合格判定を貰うこともありましたが、最後までAを取ることは出来なかった。
他の学校であれば何度もAランクを取っていましたので、他の学校に志望校を変えていれば・・・という後悔はずっとつきまといます。
難関学校は、私立の御三家を狙うような生徒も併願で狙ってくる学校です。
ですので、レベルが他の学校に比べ各段に高くなっているのです。
どうしても難関学校にしか興味がない!というのであれば話は別ですが、不合格になった経験からすると初志貫徹で最も合格しやすい学校を選ぶべきだったと感じます。
塾の模擬試験や合格判定試験の結果を見て、自分の子供のレベルに応じた学校を志望校に選んで欲しいです。
まとめ
都立の中高一貫校は、一つしか受験できません。
不合格になってしまえば、高校受験へと進まなければイケません。
すると中学受験に最大のリソースをつぎ込んで勉強したというのに、またすぐに受験生活が始まってしまうことになります。
お子様の負担を和らげるためにも、お子様の努力を結果に結びつけるためにも、一番大事なのは志望校選びです。
お子様の能力に応じた最適な志望校を選び、合格という最大の喜びをぜひとも勝ち取ってください。