科目別学習法、第3回目は労働者災害補償保険法(以下 労災)です。
労災って会社勤めのサラリーマンには結構他人事。
逆に工事現場等で勤務している建築関係の人には身近な法律。
そんな労災はどうやって攻略すればいいのか?
労災の勉強法
労災って何?
まず労災って何?というところからはじめなきゃいけないのは当たり前なんですが、今後労災・雇用・健保・厚年は共通の学習法があるのでそこから理解していきましょう。
この労災・雇用・健保・厚年の4法に共通するのは、まず企業の要件を知り、社員の要件を知り、そして保険の内容を知ることです。
まず企業の要件とは、どの規模の会社は保険に入らなければいけないの?という事。
労災の場合は、法人なら必須だし、個人ならどんな要件がある。
そして会社の社長はどうなるのか?
ここが労災と雇用その他社会保険では細かく違ってきますので、ここは各法に横断して確実に覚えておきましょう。
そして社員のお話。
労災の場合は、パートだろうが正社員だろうが全員必須。
ですがその他の法律は要件が違いますので要注意。
そして保険の内容。
労災ってどんな時に適用されるのか?
働いている時だけ?通勤の時も採用される?
また疾病が長引いた時、年金は貰えるの?その時貰える年金は何?
と順序立てて覚えていくといいでしょう。
この辺りは、出来るだけ具体例を思い浮かべてしっかりと記憶していきましょう。
労災の勉強で皆が陥る罠
労災の過去問を見るとたまに出題されるのが・・・
いろんなパターンの労災認定
例えば帰宅途中に居酒屋でビールを飲んで、その後の帰宅途中で事故にあったらどうなるか?とか。
休憩時間中にキャッチボールをしていたら、ボールが当たってケガをしたとか。
こんなケースだとどうなるんだろう?
普通のサラリーマンであれば興味が出るものです。
実際にその手の労災認定ケースを集めた書籍もありますので、追求していくとかなり面白いし、資格取得後セミナーとかのネタになるかもしれません。
でもね、本試験ではその手の出題はほとんどありません。
そんな認定ケースに時間を取られてしまうと、いくらやってもキリがありませんので、ほどほどに止めておきましょう。
労災は得意科目に
労災は選択式では鶏卵大のような超難問が出題されることもありますが、択一式では比較的例年落ち着いた問題が多い科目です。
出題の傾向も似ている問題が多く、出来れば得点源にしたい科目です。
労災の場合、正確な記憶とある程度の理解が求められるんですが、学習範囲は自分で広げなければ限られています。
いつも言っていますが範囲を広げ過ぎず、確実に参考書に記載されているレベルを把握するようにしたいですね。
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