社労士試験の過去問題からの出題率は約30パーセントとも言われます。
試験問題が公開される国家試験では、過去問題攻略は絶対に欠かせないキーワードです。
ですが、過去問題だけをやっていれば社労士試験に合格できるのでしょうか?
過去問題攻略
社労士の過去問題
職業柄、情報処理試験を何度も受験したことがあるんですが、情報処理試験の午前問題は過去問題からの焼きまし問題がかなりの確率で出題されます。
全く同じ設問で全く同じ選択肢、しかも選択肢の並び順も同じなので、午前試験は過去問を覚えておけば通ってしまいます。
ですが、社労士の場合、過去問題が全く同じ設問で同じ選択肢で出題されたことは一度もありません。
ですので、社労士の過去問攻略は、問題を覚えるという感覚でこなしても全く意味はありません。
過去問をこなす意味
過去問を何度も解くと確実に力がつきます。
市販の問題集を何度もやるのなら、まずは過去5年分くらいの過去問を何度もこなしたほうがイイでしょう。
過去問をこなすと、よく出題される箇所が見えてきます。
頻繁に出題される箇所が見えてくると、集中的に学習しなければいけないポイントが自ずと見えてきます。
また市販の問題より過去問がイイのは、難易度にバラつきが無いこと。
市販の問題集の場合、簡単過ぎる場合や逆に難しすぎるケースが見受けられます。
市販の問題しかやっていないと、あまり出題されないような難しすぎる細かいポイントばかり覚えてしまい、本試験で出題され難い箇所に時間を割いてしまう危険があります。
過去問だけで受かるか?
それじゃ過去問だけやってれば受かるのか?と聞かれればそれはNoと言えるでしょう。
まず過去問だけでは法改正には対応できません。
それと一般常識の法律以外の問題に関しては、過去問題は全く役に立ちません。
ですので特に直前期になってきたら過去問題よりも模擬試験や練習問題に注力すべきです。
過去問題を中心に勉強していくのは全く問題ありませんが、本試験までの時期を見据え柔軟に学習方法を変更していくとイイでしょう。
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