下流老人になりたくないのなら貯金よりも働ける力を身に付けよう

今の若者が60歳を過ぎたころ、間違いなく年金額は今の世代よりも減っているだろう。

それどころか65歳からさらに受給年齢は後ろに下げられ、68歳、70歳になってようやく年金が貰えるという時代になるかもしれない。

そうなった時、貯金なんていくらあっても足りないし、そもそも60歳から10年間を貯金で暮らそうなんて発想が馬鹿げている。

60歳を過ぎても働ける力、稼げる力がこれからは必要になってくる。

働ける力、稼げる力

今の60代

一昔前と違い、今の50代、60代は明らかに若返っている。

昭和の時代のおじいちゃんの象徴と言えば、サザエさんの波平さんだろう。

波平さんといえば大家族のおじいちゃん。ハゲ頭に髪の毛1本。趣味は囲碁・将棋・釣り・盆栽・たまにゴルフとおじいちゃんの典型のようなキャラクター。

その波平さんの原作での年齢は、なんと54歳なんだそうだ。

日本の国民がイメージする54歳が波平さんなのだ。

2016年時点で54歳といえば、布袋寅奏、久保田利伸、藤井フミヤ、ダイヤモンド☆ユカイ。

全く波平さんのイメージとはかけ離れている。まぁもちろん芸能人やミュージシャンなので人より若いのだろうが、周りの54歳も波平さんほど老けていないんじゃないだろうか?

医学の進歩、健康志向、食べ物の変化、少子高齢化により最近の50代、60代は確実に元気になっている。

4人に一人が65歳以上になっている現代なら、60歳はまだまだ中年と呼ばれる世代になるかもしれない。

それなのに60代を過ぎたら貯金で生きていかなければ!と考える方がおかしいでしょ。

労働力不足

少子高齢化による労働力不足は、今後10年、20年と経過すると益々深刻化していくだろう。

となれば60代の元気な中年の労働力は、企業にとっては欠かせない戦力。

そのため60歳以上の社員と再雇用を結ぶ企業も増えてくるだろう。

しかしここが要注意。

60歳以降の人達を全ての企業が歓迎するかと言えばそうでもない。

立ち仕事がメインの仕事や体力を使う仕事の場合、どうしても若い世代の人材に頼りたくなるもの。

そのため、自身の仕事が体力勝負であるのなら、日頃から健康状態を維持するための節制をする必要がある。

節制するのはいやだ!という人は、60歳以降に動かなくても働ける、稼げるスキルを身に着けておいた方がよい。

60歳以降の働ける力

60歳以降に働くのならもちろん健康が第一。

それ以外に何か特徴を持っていれば、いくらでも働き口はあるだろう。

税理士や社労士の資格を取得し、税務・労務部門で働く方法もある。

ITスキルを身に着けておき、ユーザーサポートのような部署で働く方法もある。

コンサルタント能力を身に着けてキャリアや人事のコンサルタントをする方法もある。

株式や不動産投資の知識を身に着けて、セミナーやコンサルで稼ぐ方法もある。

年金世代になったらガツガツ働く必要はない。

60歳を過ぎたら月10数万円程度をゆるく稼げる働き力でいい。

となればそんなにプレッシャーをかけて貯金し続ける必要はないだろう。


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