労働力不足で各業界深刻な人材難となっています。
これからの時代、企業がどれだけ優秀な人材を確保できるか?
どれだけ採用できるか?
という能力が、企業の存続に大きく関係してきます。
そのためにも求人面接というのはとても大事なファクターです。
求人面接は、会社への入り口。
この入り口を疎かにしてしまうと、優秀な人材を確保するどころか悪い評判を広げてしまうことに繋がります。
ここでは、こんな採用面接はしてはいけないという事例をお伝えしてみます。
目次
やってはいけないNG面接
圧迫面接
高圧的な態度で求職者を質問攻めにする圧迫面接。
一昔前は応募者のストレス耐性を試す目的として容認されていましたが、今の時代こんな面接をしてしまうと優秀な人材は入ってきません。
そもそもストレス耐性なんて1時間程度の面接で見抜けるものではありません。
圧迫面接をする面接官というのは、ストレス耐性を見抜くという目的を盾にして、自分のストレスを押し付けているだけに過ぎません。
圧迫面接をする面接官は、応募者を見下しているというタイプが多いのです。
自分の会社に入れてやる。
こんなこともわからない奴は必要ない。
というような上から目線での面接。
この態度は、入社後も必ず続きます。
となれば、こんな人の部下になるくらいならと多くの求職者は辞退してしまうでしょう。
自社の面接官が圧迫面接をしているようであれば、すぐさま面接官を変えるべきです。
服装がだらしない
今ではクールビズが当たり前になり、IT関連やデザイン関連の会社なら私服での勤務が当たり前になっています。
ですが、就職・転職の面接官は、ある程度服装には注意すべきでしょう。
クールビズスタイルは全く問題ありませんが、面接官がGパンにTシャツ、サンダル姿となると候補者はこの会社大丈夫か?と不安になるものです。
多くの会社では、面接の際の服装はビジネススーツを要求するでしょう。
私服でお越しくださいと記載されていても、職を求めている人はスーツを着るのが定番です。
であれば双方ビジネススタイルで臨むのが礼儀なのかもしれません。
実際に会社の業態や待遇自体は気に入ったのに、面接官の服装が・・・という理由で辞退されるケースも多いので気を付けましょう。
時間を守らない
面接の時間を守らないというのもダメです。
実際に30分以上待たされた経験もありますし、出張面接に来なかったというケースもあるそうです。
求職者、特に転職組の場合かなり無理して時間を割いています。
それなのに時間を守られないとなると怒るのも当たり前です。
さらに面接時間を事前連絡なく延長されるのも困ります。
1時間程度と書いてあったのに、面接終了後せっかくだから適性検査も受けていって下さい。
と言われるケースは非常に多いようです。
上述したように転職組は無理やり時間を工面してますので、勝手に延長されたりすると次の予定に影響してしまいます。
面接は始まりの時間、終わりの時間をキッチリ伝え、延長する可能性があるようならそれも事前に伝えておくべきです。
差別的質問
就職差別につながるような質問はそもそもご法度。
こちらに詳細を書きましたので参考にしてみてください。
携帯電話等を使用する
面接中に携帯電話等を使用するのもNGです。
持ち込むのは仕方ありませんが、面接中に携帯に出るのはやめましょう。
面接なんて長くても1時間30分程度。
終わってから折り返せばいいんです。
応募者の多くは面接時間中の携帯の使用は控えているでしょうから、面接する側も同じように控えるべきです。
途中で離籍する
たまに面接中に離籍してしまう面接官がいます。
もちろん、履歴書をコピーしたり、必要な書類を取りに行ったりするのは問題ありません。
そうでなく、明らかに電話が入ったとか、来客があったような離籍をするのはとても失礼な行為です。
求人面接は、企業にとって最も重要な事業活動。
その重要な活動を後回しにうするほどの急用なんてそうそうあるものじゃありません。
面接中は、目の前の求人者に集中してください。
ずっとパソコンとにらめっこ
最近は、就職・転職活動の中心はパソコン・スマホになっていますが、面接官がパソコンばっかり睨みつけるのもよくありません。
アナログかもしれませんが、面接官はパソコンを使うにしても最低限に止めておくべき。
ずっとパソコンを見て話をされると、何を書いているんだろう?と応募者の不安を募らせるだけです。
まとめ
面接官は、会社の顔であり応募者の人柄を見極める大事な立場の仕事です。
面接官の印象次第で会社のイメージも変わってしまいます。
そのためにも、面接官は最低限の身だしなみには注意し、誠意をもって応募者に接することを心がけましょう。