宗教信仰を理由に採用を拒否された!採用差別で違法行為じゃないの?

フリーター
先生ちょっと相談してもいいですか?
社労士
はいなんでしょう?
フリーター
この前就職の面接に行ってきたんですが、面接の時に自分が信仰している宗教の事を詳しく聞かれたんですよ。
社労士
そうですか?それで合否の結果はどうでしたから?
フリーター
お祈りメールが届きました(涙
社労士
それは残念でしたね。不採用の理由はメールに記載されてましたか?
フリーター
いえ、テンプレのお祈りメールでした。これって宗教を理由で採用拒否だから違法じゃないんですか?

信仰している週休を理由に、採用を拒否することは違法なのでしょうか?

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宗教信仰を理由とした採用拒否

宗教信仰を理由として拒否することは違法なのか?

まず信仰している宗教を理由に採用を拒否したことが違法になるのかどうか?

となると違法行為とまでは言えません。

前述のフリーターさんの例であれば、採用を拒否した理由が宗教とは判断できませんし、そもそも企業側には採用に関してはある程度の自由があります。

雇用対策法に定められているような年齢制限をかけてなかったり、男女雇用機会均等法に定められているような男女差別をしていなかったりすれば、採用の選別行為自体が違法行為になることはほとんどありません。

ですが、労働基準法第3条にはこんな条文があります。

使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱いをしてはならない。

信条を理由に差別的取り扱いしてるじゃん。

労働基準法違反じゃん。

とはなりません。

労働基準法が適用されるのは、採用した後の話ですので、採用前の段階の応募者に労働基準法による規制をかけることは出来ません。

採用差別になるのか?

ですが、信仰している宗教を理由として採用を拒否するような行為は、採用差別になる危険が高いと考えて下さい。

厚生労働省では、公正な採用選考の基本となるガイドやリーフレットを作成し、企業側に採用差別をしないよう注意を促しています。

公正な採用選考の基本について紹介しています。

以前こちらでも解説したとおり、本人の経験や技量に関係のない質問をすることは採用差別につながる恐れがあるんです

就職・転職の面接で絶対に聞いてはイケない11個の質問。こんな質問を気軽にしてはいけない11項目をお伝えします。

ですので、採用される側は、宗教に関することを細かく聞かれたとしたら、その質問に答える義務はありません。

本人の能力とは一切関係ありませんので、なんでこのような質問をするんですか?と聞き返してもいいでしょう。

企業側の対策

企業側も就職差別にならないよう、選考基準に宗教などを含めないよう配慮する必要があります。

宗教には信仰の自由がありますし、さらにこれからはグローバル化の時代です。

海外では日本と比べて宗教に対する比重が非常に高い傾向にあります。

食べるものが制限されたり、日に何度かお祈りをする必要があったり、週末には教会へ行ったりと、日本人と同じ文化で考えてはイケません。

そんなグローバル化の時代だというのに、選考基準に信仰宗教を含めるというのは時代錯誤も甚だしいと考えて下さい。

転職サイトなどに求人を打っているのであれば、人を採用したいということを全国に公表しているのと同じ事です。

となれば、いろんな人がその採用広告に目を通し、いろんな信仰の人が募集してくるのが必然の流れです。

それなのに信仰している宗教が選考基準となっているのは明らかに矛盾しています。

これからの時代は、信仰や身分、住んでいる地域などで採用の差別が起こらないよう、採用担当者及び会社関係者も厳重に注意していく必要があるでしょう。

就職・転職の採用面接でこれだけはやってはいけないNG集。こんな態度で採用面接をやってはイケません。

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