子供の中学受験は残念ながら不合格となってしまった。
ある知人の家でも同じく都立中学の受験をしたのですが、そちらも残念ながら不合格となってしまったそうです。
そちらの家庭では受験した際の点数を教えてくれる「合格点開示」をしてみたところ、なんと適性3は100点、でも適性1で一行書けなかったため不合格となってしまったんだそうです。
悔やんでも悔やみきれない。
でも、結果としては不合格だったのは間違いのない事実なのです。
子供はよく頑張った。
遊びたい盛りなのによく勉強を続けた。
エライね・・・と褒めたたえてあげたい気持ちはわかりますが、不合格になった子供をよく頑張ったと褒めてはイケないんです。
不合格になった子供を褒めてはイケない理由とは?
なぜよく頑張ったと褒めてはイケないのか?
確かに子供はよく頑張った。
毎日眠い目をこすり早起きして学習し、授業が終わればそのままランドセルを置いて塾に一直線。
土日はもちろん塾三昧。
夏休みも夏期講習と合宿の日々。
正月もずっと合宿で年末年始なんて一切関係なし。
子供の近くで見ている親が一番知っている。
子供がどれだけ頑張ったかということを。
だけど、それでもなお不合格という結果が出た以上、子供を褒めてはイケないと思うのです。
それは、頑張ったのに不合格になってしまったのは、以下の理由だからです。
- 頑張りが足りなかった
- 頑張り方が間違っていた
結果が出なかったということは、残念ながらこの2つの理由があるんです。
みんな同じ条件で試験に望んでいます。
みんな同じ小学校6年生。
みんな頑張ってきたはずなのに、合格者と不合格者という差が出来てしまった。
不合格者は、残念ながら合格者に比べて頑張りが足りなかったと言われても反論のしようがないんです。
もしくは、確かに頑張った、けれども頑張り方が間違っていたのかもしれない。
合格者の頑張りは不合格者と比べて何が違っていたのか?
- もっと解きなおしを徹底したんじゃないのか?
- もっと復習に時間を割いたんじゃないのか?
- もっと効率よく合宿を利用したんじゃないのか?
- 塾の利用法が違ったんじゃないのか?
- 私立対策も組み込んでいたんじゃないのか?
残念ながら不合格になってしまったということは、何かが足りなかったということ。
つまり、この頑張りを評価してしまうと結果が出ない事柄に対してこれからも頑張ることになってしまう。
頑張っても結果が出なくてもよいことになってしまう。
最悪、なんでも途中であきらめて逃げ出す子供になってしまうかもしれないのです。
小学生という身で受験勉強をしてきた子供には本当にコクなんですが、現実を受け止め次へのステップに向かわせるのも親の役目なのかもしれません。
中学受験で不合格になった責任は誰にあるのか?
高校受験や大学受験ではなく、中学受験の場合受験に失敗したすべての責任は親にあると思うべきです。
子供はまだ情報も精査することが出来ない、情報収集することもできない、何にも知らない状態で試験に臨まなければイケないんです。
こんな状態で試験を受けて失敗した責任まで背負わされたらたまったもんじゃありません。
小学校、中学校の受験に失敗したからといって、子供を責めるのは完全にお門違い。
準備を怠っていたのは親。
塾選びに失敗したのは親。
志望校選びに失敗したのも親。
毎日の勉強をフォローできなかったのも親。
全部親の責任なんです。
子供をよく頑張ったと褒めることも間違っていますが、子供を責めることはもっと間違っています。
中学受験は、親と子供一緒に挑む戦いです。
この戦いに勝ち抜くためには、家族の絆が必要なんです。
長い戦いに勝ち抜くためには、家族が一丸となって挑まないと難しいでしょう。
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