資格試験に合格できない人の5つの共通点【国家資格に受かる秘訣】

どうしても資格試験に合格できないのは何が原因なのでしょうか?

勉強しているつもりなのに受からない人。

そもそも勉強時間が足りてない人。

どうしても本気になれない人。

様々なパターンが考えられますが、ここでは資格試験に合格できない人の共通点を検証してみます。

資格試験に合格できないできない人の共通点

自己分析が足りない

まず最初にどんな資格を受験するか決めると思います。

受ける資格を決めたら、まず最初にして欲しいことは、試験を受かるために自己分析をすることです。

この試験に向けて今自分はどのレベルにいるのか?

この資格試験に受かるためにどのくらいの勉強量が必要なのか?

自己分析が甘いとその後の計画に大きな狂いが生じます。

資格対策本などには、各試験に受かるための凡その目安が掲載されています。

行政書士なら800~1000時間程度、社労士なら800~1200時間程度という感じですね。

この時間はあくまでも合格までの目安です。

ある程度ベースの知識がある人であれば、800時間も必要ないかもしれませんし、逆に何の知識もない人であれば、1000時間、1200時間でも足りない可能性があるんです。

1000時間勉強したから誰でも受かるという訳ではありません。

自身のレベルに応じた勉強時間が必要と言うことです。

社労士試験であれば、基本的に独学を推奨しません

全く知識のない人が独学で挑むという事は、プロボクサーにずぶの素人が挑戦するような無謀な行為だからです。

社労士試験はもはや独学では合格できない5つの理由

自己のレベルを知るために最も有効なのは、過去問を数問やってみることです。

過去問題を数問解いてみて、そこそこ戦えるのか?全くチンプンカンプンなのか?

まずは、受ける資格を決めて己のレベル感を測ってみて下さい。

試験の分析が足りない

自己分析が終わったら次は試験の分析が必要になります

資格試験は、高得点を取る必要なんて一切ありません。

ギリギリだろうがなんだろうが、合格点に届いてしまえばみんな同じ合格者。

最低限の労力で合格点に届くためにはどうすればイイのか?

そのためにも、資格試験を徹底的に分析することです。

  • 試験の傾向
  • 試験の回数
  • 試験の合格点
  • 試験の合格率
  • 問題の種類
  • 試験の範囲

例えば情報処理試験。

情報処理試験は、午前問題と午後問題に分かれますが、午前問題は数学の問題から法律の問題、アルゴリズムからコンピュータネットワーク、最新のテクノロジーからセキュリティなど幅広い分野からの出題になります。

これらすべての問題をガチンコで理解しようとすると、途方もない時間が必要になってきます。

ですが、5年ほど遡って過去問題を解いてみればわかりますが、全く同じ問題が繰り返し出題される試験なのです。

設問も選択肢の並びも全く同じ問題が、毎回数問織り込まれています。

ということは、理解しようと膨大な勉強時間を割くよりも、午前問題は徹底的に過去問対策だけやってればいいという事になります

試験の分析が甘いと余計な勉強をしてしまい、結局イヤになり挫折してしまうというスパイラルに陥ってしまいます。

情報セキュリティマネジメント試験に最短で合格する方法とは?

試験の分析は、大手資格学校でもしてもらえますので資格学校を利用するというのも一つの手段です。

スケジュール調整が足りない

自己分析・試験分析が終わったらスケジュール調整が必要です

多くの社会人は、「時間がない」「忙しい」という理由で資格試験に合格できないんですが、この言葉を使わせないためにもスケジュールを調整すべきです。

社労士試験であれば、毎年8月の4週目に試験が実施されます。

自分はどの程度の勉強時間が必要なのか?

そこから試験日を逆算してスケジュールを立てていくべきです

1000時間必要なのであれば、直前期の7月、8月に300時間はやりたい。

となれば、残りの700時間をどこから始めて、どのくらいずつ勉強すればイイのか自ずと見えてきます。

1か月100時間勉強するのであれば、毎週土日に5時間ずつとすれば40時間。

あとの60時間を平日に勉強するためにはどうすればイイのか?

毎朝2時間で足りるのか?

通勤時間の1時間で足りるのか?

飲み会に行ってしまい勉強できなかった時間はどこで挽回すればイイのか?

手帳を使ってもイイですし、スマホのカレンダー機能を使ってもイイでしょう。

合格まで「時間がない」「忙しい」という言い訳を絶対に言えないスケジュールを自らに課してください。

勉強量が足りない

試験分析も出来てるし、スケジュールもばっちり立ててるけど、いつも数点足りなくて受からない!という人は、圧倒的に勉強量が足りてません

勉強量が足りていない原因は、自己分析が甘くそもそものスケジュールが誤っているという可能性もありますが、多くの場合集中力が足りていません

例えば通勤電車の中で勉強をしているという人もいるでしょうが、通勤中の勉強がどれくらい身に付いていますか?

周りの状況に影響されたり、ボヤーっと他の事を考えたり、1時間の通勤時間の中で1時間集中できている人なんてほとんどいないでしょう

勉強は時間の積み重ねではありません。

どれだけ集中して取り組んだか?濃さの方が大事なんです。

そのためにも、自分が最も集中できる勉強法を見つけ出すことが何よりも重要なんです

例えばどうしても自宅では集中できないのであれば、近所の図書館を利用するなり、あまり混んでいないカフェを見つけるなり、集中できる空間を探すコトが先決です。

夜はどうしても眠くて集中できないのであれば、朝早起きして集中する習慣をつける必要があります。

勉強量を増やすための環境作りを怠ってしまうと、ただただ無駄な時間を垂れ流すことになってしまいます

継続できない

最後に何よりも重要なのは継続することです

多くの人は、合格まで勉強を継続することが出来ずに、そしてモチベーションを維持することが出来ずに挫折してしまうのです。

これはダイエットと同じこと。

ダイエットも継続しないとすぐにリバウンドしてしまいます。

一つのダイエット法をやり続けた人だけ、ダイエットという目的を達成することが出来るのです。

ダイエットが失敗する理由と資格試験に落ちる理由は同じです

継続するために大事なコトは、以下の3つです。

  • 資格を取る目的を明確にする
  • 自分への甘えを取り除く
  • 絶対にあきらめない

何のために資格を取るのか?ここがブレブレだとつらい勉強を継続する事は出来ません。

そして甘えを取り除くこと。

人は皆自分に甘いものです。

今日は眠いから早起きやめて明日やろう・・・

と1日怠けてしまった人は、絶対に明日も怠けます。

自分への甘えを断ち切り合格するまではストイックに生きなければ合格は勝ち取れません。

そして最後は精神論になってしまいますが、絶対にあきらめないことです。

難関国家資格と呼ばれる司法書士・税理士・社労士・行政書士・中小企業診断士といった資格の合格率は、わずか数パーセントです。

ですが、毎年必ず数パーセントの合格者がいるということ。

合格者は必ず自分の席の周りに何名かいるんです。

その人たちは特別な人ではありません。

決して選ばれた人ではありません。

資格試験なんて本気で取り組めば誰でも合格できるのです

合格という栄冠を勝ち取るまで、絶対に諦めない!

この姿勢を貫くことさえできれば、必ずや自分が望む資格が手に入るはずなのです。

 

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