資格の学校TACから社労士試験の合格予想ラインが発表されました。
TACのデータをもとに合格予想ラインを予測していきます。
2019年社会保険労務士試験の合格予想ラインはどのくらいでしょうか?
2019年社労士試験合格予想ライン
合格基準の考え方
まず社労士試験の合格基準点の考え方をご紹介します。
これは平成28年に厚生労働省から正式に発表された見解です。
【総得点】
前年度の平均点との差に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする。
【科目基準点】
- 科目基準点(選択式3点、択一式4点)以上の者が全受験者の50%未満の科目を引き下げる。
- 引き下げによる基準点を満たしてないものが30%以上いない場合は、引き下げは行わない。
TACの合格ライン予想
TACの合格予想はこちらに掲載されています。
https://www.tac-school.co.jp/kouza_sharosi/sokuhou.html
まずは気になる選択式から。
TACのデータだとこの通り。
TACの講評では、社会保険一般常識だけが合格基準点を下回り、続いて労働一般常識が3.1点と低い点数になっています。
TACのデータでは、3点以上の割合は5割を切っていますが、2点以上の割合は80%を超えているため点数補正の対象にはならない可能性が高いとされています。
ですが、講評でも補足がある通り、TACのデータは通常の受験者よりもかなり高めに出る傾向にありますので、2点以上の割合がさらに高まる可能性の方が高いはずです。
平均点が2.3点という点数は、過去10年を遡ってもかなり低い平均点となっていますので、社会保険一般常識が救済科目となる可能性はかなり高いと考えてイイでしょう。
逆に労働一般常識は、3.1点と例年通り微妙な点数となりました。
TACのデータでは、労働一般常識は2018年が3.0点、2017年が2.9点とかなり低めの平均点だったのに救済対象となりませんでした。
その点を考慮すると今年も労働一般常識が救済対象になる確率は低いと考えるべきかもしれません。
択一式は、ここ2年に比べれば多少難易度が上がったように見えますが、合格ラインは例年と変わらないと予測されます。
予想得点
2019年社会保険労務士試験の最終的な合格ラインは以下と予想します。
選択式 25点(ただし社会保険一般常識は2点以上)
択一式 45点
上記が現時点での予想となります。
合格ライン予想はあくまでも個人的な予想ラインですので、合格ライン予想に関する問い合わせやクレームはご遠慮ください。