社労士試験の合格率に隠された5つの真実

昨年平成27年度の社労士試験の合格率は、これまでで最も低い2.6%でした。

受験者数約4万人に対して合格者はわずか1051人。

100人受けて2人くらいしか受からない。

これだけ見ると尻込みしてしまいがちですが・・・

合格率なんて一切気にする必要ありません

合格率ばかりを気にして挑戦する資格試験を決める必要はないんです。

でも合格率の低い資格って受かるの大変なのでは?

と思うかもしれませんが、合格率なんてそれほどアテにならない数字なのです。

その理由をお伝えします。

本当の合格率

合格率は社労士センターの発表にもある通り以下の数式で求められます。

合格者 ÷ 受験者数 × 100

受験申込者数ではなく受験者数を分母にしていますので、当日試験を受験しなかった人(当日空席の人)は含まれません

こちらが平成29年までの合格者数と合格率の推移です

確かに元々合格率10%以下の試験だったのに、ここ数年さらに下がっています。

ですが、受験者数にこんな人も含まれるているんです

1、途中で帰ってしまう人

試験の途中ですぐに帰っちゃう人は本試験では結構いるのです

この人たちも当然受験者数に含まれています。

午前中だけ受験して帰ってしまう人とか、午後試験の途中で帰ってしまう人とか。

中には朝だけ来てすぐに帰ってきてしまう人もいます。

会社から指示されて受けてるのでしょうか?それとも申し込みしたから仕方なく受けに来たのでしょうか?

いずれにしろ中座してしまう人がかなり多いのが現実です。

実際私も社労士試験ではないんですが、他の試験で受けるだけ受けて途中で帰宅したこともありますしね。

この人たちも分母に入っているのです。

2、途中で寝ている人

社労士試験は長時間の試験ですが、かなり早い段階で寝ちゃっている人も結構います。

スースーと寝息を立てて試験開始と同時に寝ちゃったりしています。

最初から諦めているのか?

社労士試験の会場をネカフェと間違えてしまったのかw

すぐに試験を投げだしている人も多くいます。

そういえば、私が合格した年も、目の前に座っていたおじいちゃんすぐに寝てたしw

こんな人も当然ながら分母に含まれています。

3、あんまり受かる気ない人

受験してみることにしたはいいが、あんまり勉強してなかったり、試験を受けることが趣味的になっている人もかなりいます。

社労士試験の帰り際、かなり高齢の3人組が受験者の中にいました。

その人たちの会話が聞こえてきたのですが・・・

「今年も受かる気しねぇなw」

「なんか年々難しくなってるから歯が立たないな」

「受けるだけ受けてはいるけどあと何回受けても受かる気しないな」

という記念で受けているような人も多いのです。

また、来年に向けて準備というか肩慣らしで受けているという人もいるでしょう。

私も3回中2回は本気で受かる気なかったので、その内の一人です

資格試験に挑戦している人は、温度感がそれぞれ全く違います。

本気で合格を取りに来ている人

とりあえず受けている人

様子見な人

そんな人も立派な受験者の一人です。

4、本気で勉強してない人

これは皆さん経験があるんじゃないでしょうか?

一応合格するつもりで勉強を始めたものの、いろいろ言い訳つけて怠けたり、すごい人になると一夜漬けで勉強したと言い張り試験を受ける人すらいます。

実データはとれないので、もちろん明確には言えないんですが、実はこの本気で勉強していない人というのが受験者のなかで最も多い割合を占めている気がします

社労士試験の受験料は9000円です。

決して安い金額でもないのに、途中でやる気が無くなってしまう人は相当多いはずです。

実際あれだけ試験範囲が広く、難易度も高い試験ですので、途中でモチベーションをへし折られても無理ないんですね。

だから本気で勉強している人なんてもしかしたらほとんどいないのです。

5、勉強しているが受かる見込みのない人

ここも実は結構います。

ご高齢で本気で勉強してはいるが、合格点にはほど遠い人。

自己流で学習しているため、勉強量は多いが点に結び付かない人。

ぶっちゃけセンスのない人。

この人たちは一度自分の学習方法を見直して改めた方がいい人たちです。

ですが、自分尾やり方にこだわるのか、資格学校に通うお金をケチっているのか?

なかなか効率の良い学習をすることが出来ないのです。

非常に悲しい属性の方々ですが、こちらも分母に含まれているのです。

まとめ

これだけの人が受験者数に含まれるんです

なので合格率数パーセントと言っても本気で取り組んでいるライバルは、ごくわずかなのです

なのであなたが本気でやる気なら合格率なんて気にする必要ありません。

本気で資格試験に取り組めば、合格ラインに潜り込むことはそれほど困難ではないのかもしれません。

合格率数パーセントと言っても、本気で勉強してきている人が少ないのなら、あとは自分がホンキになればイイだけなんです。

合格率で挑戦する資格を決めてはイケません。

自分が取りたい資格に挑戦すべきなのです。

社労士試験に合格するために必要な8つのポイントを徹底解説


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