第48回社労士試験選択式の雇用保険は救済されるのか?

第48回社労士試験、各資格学校の合格予想もある程度出揃いました。

後は大手TACの講評待ちですが、毎年それが仕事なんじゃないか?というほど緻密なデータ分析をしてくれます。

9月16日に発表されるようですので、TACの結果を待って合格点予想はしてみたいと思います。

第48回社労士試験選択式の救済科目

救済されやすい科目は?

まず過去の合格基準点をおさらいしましょう。

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このデータを元に平成12年以降の科目別救済回数を表にしてみます。

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このデータを見れば、比較的救済がかかりやすい科目とそれほどでもない科目に別れるのが見て取れます。

厚生年金は過去最多の9回救済を受けていて、逆に労働一般常識に関しては2度しか救済されていません。

健康保険は厚生年金に続いて6回救済されていますが、1点救済が2回もあった科目です。

ですので健保も比較的救済がかかりやすい科目と言えるかもしれません。

気になる雇用保険ですが、過去の実績からすると3回。それほど多い科目ではありません。

なぜ救済がかかりやすい科目があるのか?

ここからの話はあくまでも推測の域を出ることはありませんが、やはり科目の難易度が関係しているのではないでしょうか?

厚生年金や健康保険は、社労士試験の受験生でも苦手科目とする人の割合が多い科目です。

一方の雇用保険や労災は得意とする方も多く、比較的得点が上がる傾向にあります。

また問題の傾向もあるでしょう。

健康保険や厚生年金はキチンと学習していないと応えられない問題が多く出題されますが、雇用保険や労基、労一のような科目は学習していなくても前後の文脈だけを頼りに解答することもできます。

実際に、私の知人が全く社労士の学習をしていない人に選択式の科目を解いてもらったところ、労基や労災に関しては十分合格点に届く解答をすることが出来たんだそうです。

ですので、科目の難易度によって救済の回数は差がでる傾向にあるようです。

雇用保険はどうなんだ?

で結局今年の雇用保険はどうなんでしょうか?

A~Cまで3問が目的条文からの出題。

特にAの選択肢は雇用の安定か生活及び雇用の安定か悩むところです。

Dも簡単ではありませんが、Eは国庫の問題ですのでそれほど難しくありません。

大原さんの結果を見れば確かに皆さん悩んだのかもしれませんが、過去の問題に比べ難易度が格段に高かったという訳でもありません。

ですので、雇用保険は五分五分かもしくは難しいと考えたほうがいいかもしれません。

まずはTACの講評を待ちましょう。


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