就職活動失敗したくらいじゃ人生詰まないから安心すべし逆転出来る

就職活動(以下就活)失敗すると人生詰んでしまうのか?

学生にとって就活は今後の人生を左右する死活問題だ。

希望の企業に就職できるか?希望の会社に就職できるかでその後の人生も収入も大きく変わる。

しかし就活で人生なんて決まらない。就活なんて通過点だという事を就活失敗の経験者が伝えてみよう。

就職活動

ロスジェネレーション

筆者は1970年代生まれ。ロスジェネレーション真っ盛りに生を受けた。

高校時代はバブル真っ盛り。世間はお祭り騒ぎだったようだが、そんな恩恵を受けたのは親ばかり。

そんな良き時代も束の間の夢。筆者が大学生活を謳歌しているころにはバブルがはじけ、就活を始めるころにはすっかり就職氷河期。

面接に行っても交通費すら出ない事も多く、募集人数10人に応募者数300人なんてよくある話。

20社、30社と面談を受けても箸にも棒にも引っかからない。

いずれ就活に嫌気がさし挫折。挫折。挫折。(賭博黙示録カイジ風)

人生の落伍者。落伍者。落伍者。ダメ人間まっしぐらとなってしまった。

悪夢の20代

就活に失敗した筆者はアルバイトを転々とする日々だった。

学生時代のアルバイトでは、日給1万5千円なんて事もあったが、バブルがはじけた日本の風は厳しかった。

収入はいつも底辺に近いものだったが、不思議と不幸な感じはそれほどなかった。

だって夢があったから!!

しかし20代後半にもなるとフリーターという言葉がズンズンとあらゆる方向から冷たい視線として突き刺さってくる。

このままじゃいけない。このままじゃ。

回復期

暗黒の20代に終わりを告げるべく30代にIT企業へ入社。

当時は未経験者はそっぽ向かれるような業界だったが、なんとか端っこにくらいつく事が出来た。

ラッキーだった。そこで端っこでもITという昇り竜にしがみつけたことで、暗く張りつめていた人生がようやく開けてきた。

その後IT業界で経験を積み、勢いに乗り社労士試験に合格。

そこからは収入も上がり、ついに自分の事務所を開設する事が出来た。

事務所はまだ小さいが、就活に敗れ自暴自棄になっていたころに比べれば格段の進歩だろう。

就活に負けると

確かに就活に勝った人と負けた人では、生涯年収は下手すりゃ億単位で違うかもしれない。

大企業に就職する事が出来れば原則元請け企業。

中小企業に身を置けばずっと下請け企業。

一生上から目線になれる就活勝ち組み。一生頭を下げ続ける就活負け組み。

就活というゲームに勝つことが出来ると、いきなりプレミアアイテムを手にしてゲームに参加する事が出来るのだ。

そういう意味では就活は気合を入れて取り組んだ方が良い。

しかし就活に勝ったからといって、簡単にゲームをクリアできるほど人生は甘くない。

せっかくスタートダッシュに成功した奴らでも、大企業の文化に馴染めず挫折していく人は山ほどいるのも事実。

ホントかよ!と思うかもしれないが、大企業のプレッシャーに耐えきれず、精神的に病んでいく人材は意外なほど多い。

就活というゲームに勝ったのに、大企業内の闘争に勝ち抜く事ができなければ、真の就活ゲームはクリアする事は出来ない。

就活なんて長い人生のほんの一コマ。

就活だけで人生が詰んでしまうほど、人生という盤面は簡単なゲームではない。

就活で負けたからと言って自暴自棄になってはいけない。まだまだ逆転するステージはいくらでも残されている。


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