IT化の流れが進むと社労士の仕事は将来無くなってしまうのか?

IT化の流れはどんどん加速し、以前まで手作業、紙媒体で行っていた手続き業務も電子化されつつある。

手続きもITにより簡素化され、これまでの1号業務、2号業務と呼ばれていた社労士の仕事は専門性が薄くなりつつある。

そんな流れが加速すると社労士の仕事は将来無くなってしまうのだろうか?

社労士の仕事

社労士の役目

社会保険労務士は、社労士法にもある通り各種手続き業務を専門性を活かして遂行する事も上げられるが、もちろんそれだけではない。

第3号のコンサルタント業務に代表されるように、手続き業務だけをやってればいい職業ではない。

社労士は、企業の労務に関する相談、法律に関する相談、経営に関する相談、経営者のあらゆる悩みに相談できる知識及び経験を有していることも重要な役目なのだ。

だからこそいくら手続き業務が全てIT化されたところで社労士の業務が無くなる事なんてあり得ない。

むしろIT化の流れで社労士の仕事が無くなる!なんて考えを持った社労士は、IT化されなくたってその内仕事が無くなるだろう。

時代の流れに応じて社労士の姿もどんどん変化していかないといけないのだ。

ITを使いこなす

とはいえ、これからの社労士はITを使いこなせないようでは話にならない。

電子申請が出来る社労士と紙媒体しか扱えない社労士では、仕事のスピードが段違い。

もちろん手続き業務だけでなく、メールやスマートフォンによる業務の拡大に柔軟に対応する必要がある。

ホームページやブログによるブランディング、SNSを利用した戦略などこれからの社労士は、ITを使うのが当たり前になっていないといけない。

ITを利用できない経営者

一方でまだまだITに対応できていない経営者は山ほどいる。

特に中小企業の経営者はITに疎い場合が多く、事務の人材もITに疎いケースが多い。

となればいくら手続き業務がIT化されても中小企業の事業主は使いこなせないのだ。

そんな時、ITに強い社労士は何かと重宝される。

もちろん本職の社労士業に関するIT申請にとどまらず、企業のIT化の流れの手伝いをすることもこれから増えてくるのではないだろうか?

IT化の流れは仕事を奪うのではなく、むしろ大きなビジネスチャンス。

こんなビッグチャンスをネガティブに捉えているような社労士は、今後生き残っていける訳がない。

ITを有効活用し、企業の経営も改善させて、自身の事務所も大きくする。こんな気概が今後の社労には必要になってくるだろう。


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