男性の育児休暇取得が過去最高でも2パーセントって

厚生労働省が発表した2015年度の雇用均等基本調査で、男性の育児休暇取得率が過去最高を記録したそうです。

過去最高とは男性の育児休暇取得率は2.65%。

数年前までは1%台だったので増えたといえば増えましたが、政府が引き上げたい数字にはまだまだ遠いのが実情です。

男性の育児休暇

男性も育児休暇を取れるのか?

オレオレ社長
先生、先生!
社労士
どうしたんですが社長。落語みたいな入り方じゃないですか?
オレオレ社長
いやさぁ、ウチの会社のA君が育児休暇を取るって言い出したんだけど。
社労士
へーそうなんですか。
オレオレ社長
そうなんですかじゃないよ。男にも育児休暇って取らせなきゃいけないの?
社労士
育児休暇に男性も女性も関係ありませんからね。法律でも定められていますよ。
オレオレ社長
でも彼がいなくなったら仕事回らなくて困るんだけどなぁ。
社労士
まぁ事情はわかりますが。
オレオレ社長
イクメンだかイケメンだか知らないけど、俺らの時代には男が育児で休むって考えられなかったけどなぁ。
社労士
そんな時代なんでしょうがないですよね。

もう既にご存知かもしれませんが、育児休暇は男性も女性も関係なく取得できます。

でもなかなか男性の取得率は上がらないのが実情です。

なぜ男性の取得率は上がらないのか?

今も昔も大半の家庭では家計をメインに支えるのは男性です。

育児休暇を取得すれば収入は下がってしまいますので、家計を支える男性が休むのは家計にとってはマイナスです。

さらに上記の社長のように、男性が育児休暇を取得する文化は、多くの会社にはまだまだ根付いていません。

そのため男性が育児休暇をしたくても主張しづらく、結局ズルズル出勤してしまうのかもしれません。

男性の育児休暇取得率を上げるには?

今官公庁では、テレワークと呼ばれる在宅ワークを推進しています。

最近の会社の仕事はパソコンを使う仕事が大半ですので、家にいてもパソコンさえあれば仕事は出来る。

この在宅ワークという取り組みは、小さい子供がいる家庭にはとても助かる制度です。

ですが、残念ながら在宅ワークも万能ではありません。

導入するには費用がかかりますので、中小企業の場合システムを構築するのが大変です。

また、当たり前なんですが全ての業種に共通するわけではない。

サービス業や設備・建築業のように現場にいないと仕事にならない業種では、在宅ワークという言葉自体が当てはまりません。

なので在宅ワークが決定打になることは無いでしょう。

でもね、本当に大事なのは男が育児をやりたいか?やりたくないのか?

この気持が一番大事。

子供が小さい時なんてほんの一瞬です。

子供なって気がついたらあっという間に大きくなってしまいます。

大きくなってからあの時もっと育児に積極的になっておけばよかったなぁ、なんて思っても後の祭りです。

仕事もお金もそりゃあ大事ですが、一番カワイイ一瞬を逃してしまったら、二度とその瞬間に立ち会うことは出来ません。

仕事なんていつでも出来る。

小さい子供子育ては今しかできない。

あなたはどちらを選びますか?


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