社労士開業塾なんて行く必要はありません!大事なのは塾より経験

資格で食っていくことは簡単ではありません。

知識と経験が重なり合って初めて上手くいく。

初めから上手くいくなんてことはあり得ません。

でもだからと言って開業塾なんて行っても全く意味がないでしょう。

知識ゼロで行ったところでただ搾取されるだけ終わりです

開業塾なんて意味がない

ツルハシやGパンを売る側

社労士開業塾にダマされるな!ひよこ食いにあわないための3つの心得

起業塾、開業塾に行く人は基本的にカモです。

良質のカモなんです。

特に資格を取ってさらに開業塾に行くなんてずっとカモで居続けるという事を意味します。

社会保険労務士試験に合格するには、なかなか独学では難しいでしょう。

かく言う私も独学での受験は推奨していません。

難関国家資格に合格するためには独学を諦めるコト

資格試験なんて手っ取り早く合格すべし。

合格してからが本当の勝負なんですから。

とはいえ、この時点でハッキリ言って一度目のカモになっています

有名な話ですが、アメリカのある場所で金塊が大量に掘れることがわかり、ゴールドラッシュに沸いた時期があったそうです。

その時、本当に利益を得たのは金塊を掘りに行く人にツルハシを売った業者や作業用のGパンを売っていたメーカーと言われています。

つまりは、金塊を掘りに行く奴は格好のカモ。

そのカモを利用してぼろ儲けしている人たちがいる。

それが資格学校

日本には数多くの資格が存在します。

そして日本人は大の資格大好き国家。

何かというと自己啓発で資格を取得しに行き、自分の価値を高めようとする。

しかし資格を取っただけで自分をブランディングできるわけもなく、結局資格を有効活用できずに終わってしまう。

でもまだ資格を取っていればイイほう。

資格を取れずに終わってしまう、高い授業料払っているのに結局挫折してしまう人なんて超高級のカモなんです。

そんなカモが資格取得後にまたカモになっていたんじゃいつまで経っても利益を上げることは出来ません

結局経験

事務指定講習や社労士連合の研修を受講してきましたが、結局のところ最後にものを言うのは経験でしかありません。

100の研修よりも1の実務。

とにかく経験しなければわからないし対応できない。

人に語れないし仕事を受注することも出来ない。

だからこそまずはとにかく動いてみるべきなんです。

水の上で泳ぎ方を完全にマスターするまで水に入らないのでは、いつまで経っても水泳を覚えることは出来ない。

まずは水に飛び込んでみる。

それが水泳を覚えるための一番の近道なんです。

完璧な準備ができるまで開業は待とうと考えていたらいつまで経っても開業なんて出来ません

だって完璧な準備なんて絶対に整いませんので。

実務経験がなくても何とかなる

でも総務の経験もないし労務の経験もない。

社会保険労務士としての実務の経験ゼロなんだけどホントに大丈夫なんだろうか?

確かに実務経験がないと不安かもしれませんが、意外となんとかなるものです。

そもそも社労士事務所だってみんな弟子入りしてのれん分けしたような事務所ばかりじゃない。

すべて総務経験者が開業しているわけじゃありません。

あまり気負う事はないのです。

例えば給与計算をメインに受注するのであれば、そもそも給与計算の基礎知識自体は社労士試験の勉強で身に付いています。

給与計算ソフトの使い方だって、パソコンの基礎知識さえあればそんなに難しいものでもありませんし、大抵のソフトにはサポートがついてますのでわからないことはサポートに聞けばいい。

給与計算で難しいのは、法律でも給与ソフトの使い方でもなく、その会社独自の就業ルールや文化。

社労士としての知識を振りかざし、上から目線で正論を振りかざすようなやり方では給与計算は上手くいきません。

これまでのやり方を上手く踏襲しながら、明らかに法律に反する部分や改善する面があった場合は、経営者や総務担当者と会話しながら、就業規則の改善も含めて指導・提案していく。

労基署への提出物や年金事務所への提出関連だって、役所に聞けばちゃんと教えてもらえます。

社労士だから聞いちゃダメ!聞いたら恥ずかしいなんて思ってはイケません。

社労士だからこそ誤りのない手続きをするためにも、役所にはガンガン質問するべきです。

経験なんてなくたって実務はなんとかできるもの。

逆に生のフィールドで経験を積まないと何も身に付かないのです。

こんなこと開業塾に行っても教えてもらえません

自分の力で経験を勝ち取るのです。

まとめ

開業塾や起業塾に行っている暇とお金があるのなら何か一つ始めてみるべきです。

一歩踏み出さないと一番貴重な経験というポイントを積み上げることは出来ません。

経験値を増やすためには疑似環境でいくらもがいていても一向に増えません。

まずは一歩踏み出す勇気を持ちましょう。

そこからが真の資格業のスタートです。