やる気もない、管理能力もない、仕事もできない。
40代後半になるのにあんな仕事っぷりじゃ何にも任せられないよ。
ずっと作業者のまんまじゃ困るんだよなぁ。
あれくらいの年齢になったら部下を何人か引き連れて、現場を一人で任せたいのに・・・
あんな感じのままじゃ一つの現場を任せることなんて到底無理。
いい加減成長してくれないと困るんだよなぁ。。。
そんな困った万年平社員のオジサンがあなたの会社にもいませんか?
そんな困った社員をどう扱えばいいのでしょうか?
使えない万年平社員のオジサン社員
全員管理職にはなれない
会社に100人社員がいたら、全員が管理職になれる訳ではありません。
管理職に資質がある社員もいれば、管理職には一切興味がない社員もいます。
100人社員がいれば、どれだけ意識の高い社員の集まりだとしても管理職になれる人材は2割もいればイイ方です。
8割から9割の社員は、管理職になんかなりたくないんです。
それなのにそんな8割9割の社員は、会社に対して批判的だし協力的でもありませんし、そのくせ給料だけは上げろ!と主張する。
経営層からすれば迷惑な存在かもしれません。
ですが、目線を変えてみて下さい。
約8割の社員が管理職になりたくない。
でもその8割の社員がいてくれないと、会社の経営は成り立たないんです。
ですので、40代になったらこうなって欲しい、50代になったらこうなって欲しいと期待通りに成長してくれる社員なんて1割くらいしかいないのですから、約8割の社員に大きな期待をしないことが大切なのです。
自分の40代の頃はこうだった、50代の頃はこうだったと自分の姿を社員に投影してはイケません。
全員が管理職として成長してくれる訳がないんです。
だからこそ、そんな社員にはそれなりの仕事をしてもらう。
それなりの仕事をしてくれてればいいと割り切ることが大事なんです。
給料には差をつける
とはいえ、管理職の椅子に座ろうとしない社員を管理職同等の待遇にしてはイケません。
重圧を感じない、それなりの仕事しかしたくない!という社員の給料が、常にストレスと向き合う管理職と同等にしてしまうと、会社にとって最も大きな戦力である管理職が腐ってきてしまいます。
さらに年齢や社歴で当然のように給料を上げていく制度も見直すべきでしょう。
社歴の浅い若い社員がやる気のないオジサン社員よりも活発に動いてくれるのであれば、若い社員の待遇も変えていくべきです。
これもそうしないと若い社員が腐って辞めてしまいますので。
でも、長い間働いてくれてるから・・・
と温情をかけてしまったら会社のバランスが崩れてしまいます。
重圧は感じたくない。
責任のある仕事はしたくない。
のであれば、それなりの給料でも諦めてもらうしかありません。
そんな社員は給料が安くても、文句ばっかりブーブー言って結局辞めることはありませんのでご安心を。
まとめ
中小企業は、ある程度社員に対して諦めの気持ちを持つことも大事です。
全員が全員責任をもって働いてくれる人材ばかりじゃありません。
そんな社員も戦力の一人、仲間の一人ですので、うまく活用して売り上げに貢献できるように施策を打てば、上手く利用していくことも出来るはずです。