「わたし、定時で帰ります」
https://www.tbs.co.jp/watatei/
こんなタイトルのドラマが放送されるということは、こんな当たり前の風習が令和の時代になってもまだ根付かない世の中だということです。
働き方改革が推し進められる中、どうすれば誰もが定時で帰れる世の中に変えられるのか?
最も大事なコトは、経営者・管理職と呼ばれる上司が率先して定時で帰宅する習慣付けをすることなのです。
定時帰りを当たり前にするためには?
残業の原因は何か?
残業しないと家に帰れない原因は何なのか?
こちらはマイナビニュースに掲載されている残業をする理由のアンケート結果です。
残業の一番の理由は「自身の業務が終わらないから」なんですが、3時間以上残業をする理由の2番目は「職場が残業する雰囲気だから」となっています。
会社内の帰り難い雰囲気が社員の足を止めているということです。
これはサラリーマンをやったことがある人なら誰しもが経験していることなのかもしれません。
なぜ定時で帰り難い雰囲気になってしまうのか?
これには様々な理由があると思いますが、やはり今も昔も夜遅くまで頑張っている人が仕事を頑張っていると評価される傾向にあるからなのではないでしょうか?
時間内で効率よく仕事をしてプライベートを大事にする人よりも、プライベートを投げ売って仕事に没頭する人が評価される風潮だから帰りたくても帰れない人がこんなにも多く存在するのです。
定時帰りを定着させるために必要なコト
正規の就業時間内で仕事を完遂させて、定時で帰宅する習慣を会社内につけるためには、何よりも経営者・管理職と呼ばれる上司の力が欠かせません。
もっとも有効なのは、管理職が率先して定時で帰宅することです。
とはいえ、管理職にもなるといろんな仕事が増えますし、時には状況を見極めなければイケなかったり、トラブル対応をしている部下の報告を待たなければイケないこともあるでしょう。
ですので、毎日毎日管理職が率先して定時で帰宅するというはさすがに無理があるかもしれません。
管理職が定時で帰れないときはどうすればイイのか?
管理職が部下に定時で帰宅するよう声がけをすればいいのです。
始業時間が9時で、就業時間が18時の会社であれば、18時になって周りをキョロキョロうかがっている社員がいれば、その社員に「仕事終わったんなら帰っていいぞ」と声がけしてあげればいいんです。
子供じゃないんだから仕事終わったらサッサと帰ればイイじゃん。
と思っているのであれば、管理職として失格です。
今管理職をやっている人だって、以前は平社員だった時代があったはず。
その時、怖い上司が残っているというのに自分だけサッサと定時で帰ることは出来ましたか?
恐らくそんな勇気はなかったはずです。
部下たちはあなた(管理職)に対して、多少なりとも恐怖感的なものは抱いているのです。
だからこそ、管理職自ら部下に帰宅を促すようにすべきなのです。
そもそも残業というのは、上司の指示がなければしてはいけないんです。
そんな残業の仕組みを理解させる意味でも、管理職が帰宅を促してあげましょう。
その一言で会社の雰囲気はガラリと変わるはずですので。