2019年第51回社会保険労務士試験の総評!合格率は6.6%

2019年第51回社会保険労務士試験の合格者が発表されました

合格された皆様本当におめでとうございます

今年の社労士試験の総評をお伝えいたします。

2019年第51回社会保険労務士試験の総評

合格者数と合格率

受験申込者数:49,570人

受験者数:38,428人

合格者数:2,525人

合格率:6.6%

今年の社労士試験の合格率は6.6%となりました。

昨年とほぼ同程度(6.3%)の合格率で合格者数は2,525名。

上のグラフを見ても分かる通り、合格率は2015年の2.6%という驚異的な低さから解消され落ち着いてきたようですが、合格者数もここ数年2千人台で推移しています

MEMO

受験者数もピークの2010年から徐々に下がっていますので、今後数年は2千人台の合格者数となるのではないでしょうか。

昨年このようなコメントをしましたが、やはりしばらく合格者数は2千人台で推移するものとみられます。

合格基準点と救済科目

【合格基準点】

選択式 26点(ただし社会保険一般常識は2点以上)

択一式 43点

選択式試験の合格点は26点。

科目補正いわゆる救済科目は、社会保険一般常識の1科目となりました。

選択式試験に関しては、ほぼ想定の範囲内でしたが、労働一般常識で基準点割れをしてた方にとっては残念な結果となりました。

2019年社労士試験合格予想ライン【選択式の救済科目】

以下の厚生労働省から発表されている科目別平均点を見ると、最も低いのが社一で1.6点

第51回社会保険労務士試験の合格者発表

労働一般常識は社一に続く2.5点とかなり平均点は引くなっていましたが、以下の基準を満たしていないため科目補正は行われませんでした。

【総得点】

前年度の平均点との差に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする。

【科目基準点】

  1. 科目基準点(選択式3点、択一式4点)以上の者が全受験者の50%未満の科目を引き下げる。
  2. 引き下げによる基準点を満たしてないものが30%以上いない場合は、引き下げは行わない。

 

択一式はほぼ想定より低めの43点

受験者数全体の平均点は30.2点で昨年の平均点32.1点よりも2ポイント近く下回っています。

例年通りの得点化と思われましたが、若干取りにくい問題だったことが伺えます。

とはいえ、今後も合格点の範囲は45点前後で推移していくはずですので、択一式の得点力が合否を分けるといってもいいでしょう。

今後の社労士試験

3年続けて合格率は6%台、合格者は2,000人台と合格点や合格者、合格率が数年安定傾向になっています。

以上のことから社労士試験は、以前のように10%を超えるような合格者を出すことは無いと考えた方がいいかもしれません

受験者数約4万人の中から選ばれるのはわずか2,000人程度。

100人の中で5~6人しか受からない試験ですので、資格学校の合格判定ではAランクを維持するくらいの意気込みでないと合格は難しい試験になっています

とはいえ、社労士試験は手の届かない超難関試験ではありません

数年間専門の大学に通わないと合格できないという類の資格ではなく、うまく立ち回れば1発合格も目指せる資格試験なんです

ですので、決してこの合格率や合格者数にひるまないでください。

忙しいサラリーマンでもやり方次第では、数回の受験で十分合格できる試験です。

それでいて利用価値も高くコストパフォーマンスも良いため、常に人気ランキング上位の資格となっています

【コスパ最強】なぜ社会保険労務士は人気資格ランキングの2位なのか?

社労士試験は努力が報われる資格試験です

今年悔しい思いをした方は、絶対にあきらめずまずは自分の成績を分析しなおし、必ずや来年以降のリベンジを果たしてください。

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