昨年までZOZOTOWNに在籍していた田端信太郎さんの発言が新年から話題になっているようです。
僕は中小企業診断士って資格はクソだと思ってます。 名刺に書いてあるだけで、残念な資格コレクター認定しますね。中小企業診断士で仕事が出来る人って知らないんだが。。。もっとも成功した「中小企業診断士」って誰? 弁護士業界の久保利センセみたいなカリスマいるの? https://t.co/zKr0s4fPvy
— 田端塾長@「タバTシャツ」全員に当たる! 今年の目標宣言キャンペーン実施中 (@tabbata) January 2, 2020
中小企業診断士資格はクソだ!と一刀両断するスタイルはさすがに切れ味抜群ですねw
ですが、田端氏は一連のTwitterのやり取りの中で、中小企業診断士に限らず、おそらく弁護士・医師・会計士・税理士以外の「中途半端な資格」全般を否定しているようです。
果たして田端氏の意見通り、中小企業診断士や社会保険労務士資格はクソなのでしょうか?
難関資格を検証する
なぜ中途半端な資格が否定されるのか?
今回の意見の田端氏の意図は、書籍やTwitterからおおむね読み取れますが、真意まではわかりません。
ですのであくまでも個人の見解になりますが、おそらく資格そのものではなく資格に向き合う姿勢を否定しているのでは?
と感じています(資格そのものだったらスミマセンw)。
以下のような姿勢で資格を取ったところで何の価値もないよ!と言いたいんじゃないかな?
- 資格を取ればなんとかなる
- 資格が人生を変えてくれる
- 資格の勉強を頑張っていることを評価してほしい
- やることないからとりあえず資格の勉強している
- 資格をイッパイ取れば転職に有利だと思っている
- 資格を履歴書に書けば評価されると思っている
今の時代、IT化が進みAIも進化し、昔ながらの資格ビジネスは成り立たない時代になっています。
資格の最高峰と呼ばれた弁護士だって、今は事務所を構えていれば向こうからホイホイと依頼が入る時代ではありません。
資格を取ればなんとかなっちゃう資格なんて、医師国家試験くらいなんじゃないでしょうか?(もちろん医師だって資格取得後いろんな苦難は待ち構えています)。
こんな時代に人生のすべてを誰でも数年頑張れば取れるような資格にベットしている時点でダメだよ。
そんな資格を履歴書に書いてきてドヤ顔したところで誰も評価しないよ。
もっと生の経験とスキル、グローバル社会で役立つ知識を身に着けないと勝ち上がってイケないよ!
と、田端氏は警鐘をならしてくれているのではないでしょうか?
資格は何もしてくれない
個人的には、将来に不安を感じ、自分の知識に不安を感じ、なんとかして自分の誇りになるモノがほしい。
そんな思いで社労士資格を取得しました。
ですが、資格を取得してみればわかります。
資格は自分からは何もしてくれません。
- 資格を取れば専門家になれるワケではない
- 資格を取れば何もしないで収入が上がるわけではない
- 資格を取れば仕事がやってくるワケじゃない
- 資格を取れば業界未経験でもホイホイ転職できるワケじゃない
- 資格は人生を救ってくれるモノでもない
資格は、明確な意図をもって取得し、自ら資格を活用する術をみつけないと役には立たないモノです。
だからこそ、とりあえず資格を取っておこうというような資格ゲッター的思考では到底資格を活かすことはできないんです。
中途半端な資格をいくら並べても、ビジネスの世界では誰も評価してくれない。
資格に依存するような姿勢ではダメだということなんですね。
中小企業診断士・社労士資格は役に立つ!
ここまで中小企業診断士や社労士資格を中途半端な資格と自虐的にいってきましたが、実際そんなことはありません。
中小企業診断士は、一次試験・二次試験ストレートに突破する確率は5%程度と言われています。
社労士試験は、当ブログで何度かお伝えしている通り、合格率6%程度という難関資格です。
この難関資格は、並大抵の努力では突破することはできません。
この難関を突破したのに、その先に真っ暗なトンネルが待ち構えているなんてことはありません。
社労士試験に合格すればこんなにイイことがある!国家資格は半端ない 難関国家資格を取得すると味わうことができる3つの副賞働き方改革や年金問題など、社労士が活躍するフィールドはまだまだ無限に広がっています。
中小企業診断士だってやり方次第で無限の可能性を秘めています。
資格がクソなのではなく、資格を活かせない有資格者がイケないんです。
実際、自分自身も社労士資格を取得することで、出世⇒転職⇒収入増⇒開業へと結びつけることが出来ました。
資格を取得することで人生を一気に転換することができたのです。
資格なんて不要だ!といえるのは、すでにある程度の富を作れたインフルエンサーと呼ばれる人たちです。
- 自分にはコレといった武器がない
- 毎日やることがなくヒマを持て余している
- 老後が心配だ
- 会社内での立場が不安だ
- 今の会社を辞めたら行く先がない
こんな不安と日々戦っている人たちは、まず資格試験に挑戦してみるべきです。
資格は人生すべてを救ってくれるというほどのモノではありませんが、きっと大きな自信とプライドを与えてくれるはずです。
中小企業診断士、社労士資格は、有効活用すればとても意義のあるすばらしい資格です。
ぜひこの機会に資格試験に挑戦してみてください。