科目別学習法、第10回目は社会保険に関する一般常識(以下 社一)です。
社一も労一同様、社会保険に関する法律問題と社会保険の動向や歴史など幅広い分野から出題される科目です。
そんな社一で得点を稼ぐにはどうすればイイのか?
社一の攻略法
一般常識科目で大事なこと
社一は社会保険に総合力を問われる科目ですので、全体的に横断した学習はもちろん必要ですが、社一も労一同様です。
一般常識の基本は法律!
社一は労一よりも法律からの出題が多い傾向にあり、さらに選択式では法律からの出題が多くなっています。
ですので法律を疎かにしていては、社一で合格点を取ることが難しくなるでしょう。
しかも社一の場合、法律が労一よりもややこしく難解です。
社労士法、国民年金法、介護保険法など単一で一科目になるほどのボリューム感があります。
そのため社一対策の第一歩は、とにかく法律に力を入れましょう。
法律に優先度はつける?
社一で出題される法律の中で、前述した社労士法、国民年金法、介護保険法の他に確定拠出年金法辺りは非常に難易度の高い科目です。
法律自体がややこしいですしボリュームもあるため、出題される確率も高くなっています。
ですが各法律を隅から隅まで理解しようとしていると、どれだけ時間があっても足りません。
ですのである程度上記の科目に優先的に労力を注ぐことは重要です。
ですが、一般常識科目の場合、特定の法律に偏った勉強法はやめましょう!
一般常識の場合、いくら難易度の高い法律でも択一式なら2問以上出題されることはまずありません。
大抵各法律から一問ずつしか出題されませんので、仮に社労士法だけ極めていたとしても択一では1点しか取れません。
そのため一般常識の場合、詳細までは押さえる必要はありませんので、まんべんなく各法律を意識しておくことが非常に重要です。
白書対策は必要?
社一でも白書からの出題はありますし、厚生年金白書を見てみると、少子高齢化の問題、雇用問題、年金問題など今の日本が抱えている多くの課題が記載されています。
当然今後の社会保険労務士に求められる必須な知識と言っていいかもしれません。
ですが、社労士試験を受ける!という段階では一旦白書は忘れてもいいでしょう。
膨大な法律知識に加え、厚生年金白書の知識まで身に付けることは相当困難です。
実際私も結局最後まで白書には手を出さずに試験に臨みました。
白書は当然大事ですが、社一対策の場合、社会の動向と社会保険の歴史を押さえておきましょう。
白書に時間をかけるのなら法律にその時間を費やすことを強く推奨します。
コメントを残す