転職先選びは簡単ではありません。
特に30代以降での転職となると、生涯働ける会社を選びたいという気持ちが強くなりますので、必然的に会社選びは慎重になるのは仕方ありません。
転職サイトで自身の経歴や環境にあった会社を選び、応募書類を提出して、いくつかの会社に面接に行く。
自分が入りたいと思う会社からは内定が出ず、ちょっと希望していない会社から内定が出る。
思い通りにいかない、狙い通りに進まない。
いつになったら自分にあった会社が見つかるのだろうか?
転職先選びは、年齢を重ねるほど難しくなっていくのです。
転職先の選び方
100点満点の会社探し
採用の仕事をしているといろんな人と会うことが出来ますが「あ~、この人転職するのに苦労するだろうな」というタイプは見た目や行動でなんとなくわかります。
その中でも「100点満点の会社を探している人」は、転職先選びにかなり難航するはずです。
- 収入面は譲れない
- 通勤時間は短いところ
- 子育て中のため何かあったらすぐに帰れる会社
- 人間関係が良好な会社
- 成長中の会社
- 将来性がある会社
- 福利厚生面が良好な会社
- 転勤がない会社
- 管理職をやらなくていい会社
これらすべての条件を満たしている会社なんてありますか?
そんな会社があれば、そもそも転職活動なんてしないんじゃないですか?
将来を考えて慎重になる気持ちも理解できますが、100点満点の会社を探していたら一生転職活動を続けることになってしまいます。
ちょっと乱暴な言い方になってしまいますが、転職先を選ぶときはある程度の勢いも重要になってくるものです。
どうやって転職先を選べばイイのか?
転職先を選ぶとき、100点満点の会社なんてそもそも存在しない。
ここからスタートを切ることがとても大事になってきます。
そして、コレだけは絶対に譲れない!
という柱を決めて転職活動に望むといいでしょう。
仮に絶対に収入を上げたい!
年収1割以上アップだけは譲れない!
と決めたのであれば、そこを満たしてくれる会社にターゲットを絞るべきです。
ターゲットが明確になれば、応募する会社も自ずと限られてくるでしょう。
で、自分が定めたターゲットを完璧に満たしてくれている会社がみつかり、縁があって内定をいただけたら、その会社のマイナス部分には目をつむるべきです。
ちょっと通勤時間が長い、ちょっと福利厚生面が納得いかない、ちょっと人間関係が上手く行かない。
でも、それを受け入れて転職を選んだのですから納得するしかありません。
あれも欲しい、これも欲しいと考え続け、悩み続けていたら迷宮に入り出ることが出来なくなってしまいます。
まとめ
転職活動を始める時は、まず原点に立ち返りましょう。
今いる会社の仕事が思い通りに行かないから転職活動をしているんですよね?
ですので転職活動だって、思い通りに進むなんてことはあり得ません。
自分の思い通りに行かなければ、100%満足のいく会社なんてないのです。
それを念頭に入れて転職活動を始めれば、動きもスムーズになっていくはずです。