東大教授が推量する独学の極め方を街の社労士が完全否定する

東京大学の大学院で経済学研究科教授を務める柳川範之氏は、中学校を卒業後、高校へ通うことなく慶応大学の通信教育課程を卒業し、その後東京大学大学院で博士課程を修了したんだとか。

街の社会保険労務士とはまさに月とすっぽんの格差。

そんな柳川氏は自身の経験から独学での学習を推奨しているが、本当に独学は有益なのか?

独学での学習

独学の薦め

柳川氏は、独学こそ現代人に相応しい勉強法だと仰られている。

現代はスマートフォンが普及し、知りたい情報にはいつでもアクセスすることが出来る。

以前のように細かい記憶力が必要とされる時代ではない。

さらに意志の弱い人は独学に向いてないのでは?という問いに対しても、柳川氏自身が意志の弱い人間だった。

だから無理して100%を追い求めようとせず、学習目標は3割達成すればいいとの考え方の重要性を説いている。

ん~、まさにその通り!素晴らしいご意見ではないか!

独学バンザーイと一瞬思ってしまったが、それではこのエントリーはタイトルとはかけ離れてしまうので一応反論しておこう。

独学が向いてない学習

確かに今の時代の学習法は、独学が正しいのだと感じる。

しかし、それはあくまでも一般的な学習なのではないだろうか?

細かい記憶力なんて今の時代全く役に立たない。わからない事があったら瞬時に調べる好奇心と行動力の方が断然重要。

わからなかったらすぐ調べる。この積み重ねにより知識が階層化されていき、能力が引き上げられる。これは確かに間違いない。

だが社労士試験のような国家資格に限っては、そんな能力はむしろ不要なのかもしれない。

特に社労士試験は、重箱の隅をつつくような細かい数字の記憶が求められる試験。

しかも何年もかけて取得するような悠長な資格試験ではない。

2~4年くらいの期間にリソースを集中させて一気に覚えて取ってしまいたい資格。

なので、独学なんてのんびりした考えを持っていたら、目標に対してただただ遠回りするだけになってしまう。

どんな問題が出題されるのか?

ここ数年どんな傾向にあるのか?

どの範囲を集中して学習すればいいのか?

どんなスケジュールで学習すればいいのか?

そんなことは資格学校に全部丸投げして、自分はただ脳に詰め込む作業をするだけ。

それが社労士試験の最も早く合格できるメソッドだと筆者は考えている。

決して資格学校の回し者ではない!目先の目標に対して最短距離を歩むためには独学は選択肢として最適ではないんじゃないだろうか?

結論

勉強というのは、目標とする対象によって向いている学習法は違うのではないだろうか?

数年間かけて大学に通い、ただ丸暗記するだけの勉強はしたくない!という場合は、独学での学習法がまさに今の時代に適した学習法だろう。

短期間でとにかく資格を取りたい!というのであれば、独学なんて考えは捨ててしまおう。

ゴルフでは残りの距離やボールのライ、風の向きなど様々な状況に応じて最適なクラブを選択してボールを打つ。

あなたの置かれた状況に最も適したクラブを選ぶ。ゴルフも勉強も同じという事なんだろう。


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